001【WISC-Ⅳ】VCI(言語理解指標)が低い子の対応法_単語編

 

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は
4つの指標得点に分かれています。



その4つの指標得点とは
・VCI(言語理解指標)
・PRI(知覚推理指標)
・WMI(ワーキングメモリ指標)
・PSI(処理速度指標)
です。

 


今回は、
「VCI(言語理解指標)が低い子どの対応法」
について、ご説明いたします。

 

 

 

《WISC-Ⅴ検査の低い指標の伸ばし方はこちらから》

 

 


VCI(言語理解指標)が低い子どもは
単語力が低いということが
挙げられます。



その単語力は
当該年齢レベルの子どもと比べて
低いという意味になります。



そのため
・授業の内容の理解
・指示の内容の理解
・会話の内容の理解
・文章の内容の理解
が足りずに、日時生活に支障が出ることも
往々にしてあるもです。



では、そういった子どもには
どのような対応をすれば
良いのでしょうか。



まずは、全ての単語を
その子が知っている単語に
置き換えてみてください。

 


では、その子が
どこまで単語を知っているのか
どうやって把握するのでしょうか。



それは、
・WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の結果から把握
・その子に直接、聞く
・その子の表情から推察する
です。

 

 

 

《発達障害児の支援方法について学びたい方はこちらから》

 



単語力を確認する時には
注意が必要です。

それは、その子が単語の
「辞書的定義」
を踏まえた意味を保持しているか
なんです。



分かりやすくいうと
犬はワンワンではないのです。

猫はニャーニャーではないです。



単語力、すなわち語彙力とは
辞書に掲載してあるような定義で
その言語を理解、使用しているのか
なのです。



辞書に掲載してある、というと
「辞書を丸暗記する必要があるのか」
という質問が起こります。

結論は、
辞書を丸暗記する必要はない、です。



そんな努力は、
無駄とは言いませんが
とてもコスパ(コストパフォーマンス)が
悪いでしょう。

また、何かを覚えるときには
丸暗記よりも
自分の言葉に置き換えて
記憶する方が

実は記憶の定着力や
長期記憶への転換は
しやすくなるのです。

  

 

 

《WISC-Ⅴ検査の低い指標の伸ばし方はこちらから》

 

 


単語力や語彙力は知能の一部です。

正式には、
・単語力
・語彙
は意味合いが少し異なるのですが
ここでは、同じ意味合いとして
進めていきます。

そうです。
単語力や語彙力は知能の一部です。

したがって、
単語力や語彙力が上がれば
その子の知能が上がるのです。


知能を上げることが
目的ではないのですが

知能が上がれば
その子を生きやすくなり

未来の選択肢も増えます。

そのため、まずは
その子の単語力を確認して
適切なところから
インプットしていってくださいね。

 

 

 

【最後に…】

 

発達障害ラボでは、

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査を

出張にて実施しております。

 

 

また、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査結果の

オンライン相談も承っています。

 

 

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効果的な勉強方法や

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発達障害ラボ

室長 車重徳

Mail:kuruma48@gmail.com