WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をとったけど
いまいち、その使い方が分からない、
という方は非常に多いです。
発達障害やグレーゾーンの子どもにとって
コミュニケーションというのは
とてもハードルが高いものです。
なぜなら、コミュニケーションは
その会話の中で
一瞬のうちで
単語や文章の意味を
認識し、把握しないといけないのです。
今回は、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のにある
VCI (言語理解指標) にある
類似という項目について
ご説明いたします。
【類似とはどういった能力を測るのか】
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査における
「類似」という検査は
どういうことなのかというと
その単語や文の意味が
直接的には分からなかったとしても
自身が持っている単語力や
文章の知識、一般常識などを
ベースにして
なんとなく理解していく
というものです。
例えば、
「語彙力」(ごいりょく)という単語の
意味が分からないとします。
それを文章の中から
「語彙力」=「単語力」
という風に
自分の頭の中で変換し
理解していく
というものです。
そのためWISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の
「類似」という数値が高いと
仮に会話文の中で
よく分からない単語があったとしても
文章の流れやその背景、
一般常識などから
きっとこういう意味なんだろうな、
と理解できるということになります。
この能力は、さまざまなところで
役立ちます。
先程は、意味を知らない単語で
例を出しましたが
よくある「言い間違い」でも
効果的なのです。
先日、電車の中で「げっきょく」と
ずっと言っているサラリーマンがいました。
「げっきょく」って何だろうと思い
話を聞いていたのですが
(聞き耳を立てていたわけではないのですが、、、)
話の中で
「月極」の駐車場のことなんだ
ということが判明しました。
VCI(言語理解指標)の類似が高くないと
こういった言い間違いになかなか気づかないものです。
さて、皆さんはVCIの「類似を」高めてみませんか。
★
発達障害ラボ
室長 車重徳
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ななし (火曜日, 13 8月 2024 19:33)
勉強になります