小中学校の校内研修を
毎月、どこかの小中学校で
実施しています。
校内研修の後半で
必ず質問タイムを実施しているのですが
そこで必ず、先生から挙がる質問があります。
その質問とは
「親御さんに、
お子さんのWISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を勧めると
ウチの子を障害者扱いするのですか、
と激昂されるのですが、
どうやって伝えれば良いのでしょうか。」
というものです。
そこで、ここでは
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をとる目的
についてご説明いたします。
【WISC-Ⅳ(ウィスク4)は気軽に受けられるの?】
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査ですが
そんなに簡単に受けられる検査では
ないのです。
まずは、大前提として
コンビニ感覚ではない
ということです。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は
検査官と子どもが1対1で実施するものです。
世にある知能検査のように
検査官1対子ども100人
では実施できません。
検査官と子どもが1対1で
しかも、締め切った
雑音がない部屋で
1時間30分かかって
行われる検査なのです。
そのため検査官のスケジュール、
子どものスケジュールを合わせる必要があり
さらに検査室の確保
検査キットの確保が必要です。
検査室はお分かりだと思いますが、
検査キットというものは
各機関や団体にいくつもある訳ではありません。
発達障害ラボでは
さまざまな検査キットを
いくつも保有していますが、
通常の機関や団体は
検査キットと1つもしくは2つくらいしか
保持していないと思います。
そんなの、必要なら買えばいいじゃん
とおっしゃる方もいるかもしれません。
しかし、結構、高価な上、
管理的に色々と大変なのです。
このように、WISC-Ⅳ検査を実施するのに
色々と調整が必要なので
コンビニ感覚で
気軽に受けることができないのです。
【お子さんの気になるところはありませんか。】
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は
子どもの発達障害を調べる検査ではありません。
では、何を調べる検査なのでしょうか。
それは、
「子どもの気になる行動の原因を確認する」
検査なのです。
例えば、
お母さんの言うことを
全く聞かない子であれば
その原因をWISC-Ⅳで探ります。
または、
時間を守ることができなかったり
約束を守ることができない子どもの
その原因をWISC-Ⅳで探るのです。
いうなれば
子どもの問題行動やトラブルの原因は
親御さんの躾のせいではない
ということを
WISC-Ⅳ検査で証明するのです。
多くの親御さん、
特にお母さんは本当に大変です。
子どもの問題行動やトラブルの対応だけでも
十分に大変なのに
その問題行動やトラブルの原因は
お母さんの躾のせいだ、
という時代遅れの人が
未だにたくさんいるのです。
お母さんは精一杯頑張っています。
しかし、頑張りだけでは
解決できないこともあります。
それをWISC-Ⅳ検査で
解明してみませんか。
発達障害ラボでは
出張でWISC-Ⅳ検査を実施しております。
ご興味がある方は
まずは、そのページをご覧下さい。
お待ちしております。
★☆
発達障害ラボ
室長 車 重徳
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