WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を
とったはいいけど
・とったはいいけど、使っていない
・活用したいけどどうやって使うかが分からない
という方は
本当に多いです。
なぜ、そのようなことになるのでしょうか。
それは、臨床心理士さんになる
大学院での学習に原因があります。
臨床心理士さんを育てる
指定大学院では
WISC-Ⅳ検査以外に
WAIS-Ⅳ検査やWPPSI-Ⅲ検査、
KABC-Ⅱや田中ビネーⅤなど
さまざま検査の進め方を学びます。
その結果の分析方法も
当然学習します。
しかし、検査結果をどう活用していくか
または検査で出た、その子の弱いところを
どうやってカバーすれば良いのか、
どんなトレーニングで
弱いところを
伸ばしていけば良いのか
ということは
大学院ではあまり習わないのです。
そうです。
習っていないから
伝えられないのです。
【WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の活かし方】
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の活かし方は
実は、色々あります。
その中でも最も重要だと思う
WISC-Ⅳ検査の活かし方は
・弱いところのトレーニング
・強いところで、弱いところをカバーする
だと思います。
WISC-Ⅳ検査は一度とったら
次の検査まで
最低2年間は間を空けないといけません。
そのため
一度検査をしたら
その子の弱いところを確認し、
弱いところを伸ばすトレーニングするのです。
そして、2年後に
どこまで伸びたか、
効果測定としてのWISC-Ⅳ検査をするのです。
【WISC-Ⅳ検査の低いところはトレーニングで伸びるの?】
WISC-Ⅳ検査の結果で出た波形は
大きくなっても変わらない、
と言われています。
そのためトレーニングなんて
やっても無駄だ、
という人がいます。
結論は、
「トレーニングはやった方が良い」
です。
WISC-Ⅳ検査の結果で
歳を重ねても変わらないのは
あくまで波形なのです。
波形はそのままなので
いわゆる
その子の苦手なところは苦手なまま
得意なところは得意なまま
ということになります。
しかし、得意なところでも
その能力をずっと使わないでいると
当然、能力値は下がります。
同じ理由で
苦手なところを
苦手だからという理由で
一切取り組まないでいると
その苦手な能力値も下がるのです。
WISC-Ⅳ検査結果の数値が
下がることがあるのであれば
その逆もあります。
そうです。
検査結果の数値は上げられます。
【WISC4(ウィスク4)検査を自宅でとりたい方はここをクリック】
【WISC-Ⅳ検査の弱いところを強いところでカバーするとは?】
能力というのは
補完関係にあったりします。
例えば、
走るのは遅くてもジャンプ力があるとか
ジャンプでも幅跳びはダメでも
高跳びなら得意とか
です。
それを日常の行動に
当てはめて考えると
いったいどうなるのでしょうか。
例えば、場の空気が読めなくて
本人が誤解されてしまい
人間関係形成に支障があるのであれば
場の空気を読むトレーニングは
当然、実施する上で
場の空気を読まないで済むような
知識を入れてしますのです。
例えば、学校の授業であれば
どういう場面で
何をすれば良いのかは
テンプレートとして
ある程度は決まっているはずです。
そのテンプレートを何通りも
もしかしたら何十通りも
インプットしてしまうのです。
場の空気を読むトレーニングは
向上するのに
どうしても時間がかかります。
場の空気が読めないことで
本人が困るのであれば
まる暗記させるのです。
その他の方法もあります。
長くなり過ぎるので
その手法はまたどこかのブログで
ご説明しましょう。
発達障害ラボ
ご自宅への出張でWISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を
実施しています。
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出張WISC-Ⅳ(ウィスク4)出張のページを
ご確認下さい。
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発達障害ラボ
車-Ⅳ重徳
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