HSC(ハイパーセンシティブ・チルドレン)
って知ってますか。
敏感すぎて生きにくい子、
繊細すぎて生きにくい子、
が該当する用語でしょうか。
例えば、
「必要以上に他人の目が気になる」
とか
「人の顔色ばかり伺ってしまう」
とか
「必要以上に人に嫌われることを恐れる」
とか
「自分は悪くないのに、隣りの人が怒られているだけで、自分が怒られているような気がしてしまう」
という子のことです。
さて、ここでは上記のような
HSCの子について
お話しさせていただきます。
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【HSCの原因とは】
HSC(ハイパーセンシティブチルドレン)になる
原因や要因は
まだ、ちゃんとは分かっていません。
しかし、
・子どものストレス耐性が低い
・子どもの自己肯定感が低い
を原因として掲げる専門家もいます。
また、WISC4(ウィスク4)検査の結果から
HSCになる子どもには
高い知能が備わっていることが
けっこうあることも分かっています。
例えば、人の表情ばかりを
気にしてしまった
しゃべることも行動することも
できなくなってしまった子がいたとします。
まず、その子には
人の表情を読み取る力が
備わっている可能性があるわけです。
もし、人の表情を読み取る力が弱ければ
人の表情を気にすることはしないのです。
また、ことばの裏を読み取れる能力が
子どもに備わっているから
誰かが発したことばの
裏の裏まで読もうとしてしまい
その結果、
何を言ったら良いのか、
何をしたら良いのか、
が分からなくなってしまい
何も言えなく
何もできなくなってしまうのです。
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【HSC(敏感すぎる子)の10の特徴】
HSCは、個人個人で特徴が異なります。
当てはまるところとそうでないところ、
強く出るところと弱いところ。
強い弱いがあったとしても
一般的にどういった特徴があるのか
列挙してみましょう。
HSC(ハイパーセンシティブチルドレン)の10の特徴
・刺激に対して敏感
・刺激を受けやすく、疲れやすい
・慎重に行動する
・共感する能力が高い
・自分と他人との間を隔てる「境界」が薄い
・鋭い感性や深みがある考えを持つ
・内面の世界に意識が向いていて、豊かなイマジネーションを持つ
・人との深井つながりや主体的に生きることを好む
・自己肯定感が育ちにくい
・自分の気質に合わないことに対して、ストレス反応が表れやすい
【HSC気質の子どもと接する際に気を付けること】
では、上記に列挙した
HSCの特徴がある子どもと接する際に
大人はどんなことに気を付ければ
良いのでしょうか。
・干渉しない
・無理強いをしない
・その子のやり方やペースを尊重する
・コントロールしない
・ほかの子と比べない
・避難場所を作っておく
・早めに休ませる
・共感し、子どもの気持ちを代わりに言葉にして語り掛ける
・苦手なものから距離を置けるよう工夫する
上記の中には
取り組むことがなかなか難しいものも
あるでしょう。
まずは、その子がどういう環境であれば
生活しやすいのかを
考える必要があるのです。
苦手なことから早く克服できるようにと
苦しみばかり与えていては
すぐに「うつ病」になるでしょう。
もしくは、「心身症」として
体に症状が出るでしょう。
そうしないためにも
周囲の大人は
柔軟な対応を心がけましょう。
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発達障害ラボ
車 重徳