ウチの子、
勉強はしているようだけど
全く成績が上がらないな…
と感じている親御さん、
多いのではないでしょうか。
塾には通わせているけど
成績が上がるどころか
むしろ下がっている、
なんてことも多々あるはずです。
これは一体どういったことなのでしょうか。
ここまで勉強ができないと
考えたくはないけど
学習障害(LD)を疑わずにいられません。
その前に学習障害(LD)とは
一体どういった状況なのでしょうか。
ここでは、学習障害(LD)について
ご説明していきましょう。
【学習障害(LD)はどこで診断してもらえるの?】
学習障害の正式な診断は
医師でないとできません。
公認心理師や臨床心理士、
もっといえば学校の先生では
正式な学習障害(LD)の診断は
できないのです。
できないというか
法律的にしてはいけないのです。
もしも診断してしまったら
医師法に抵触してしまうのです。
そのため、もし学習障害(LD)の
正式な診断が必要な場合は
精神科や診療内科、
子どもであれば児童精神科に
通院する必要があります。
児童精神科となると
あまりないかもしれません。
近隣にある
大きな病院もしくは
クリニックを探してみてください。
もっとも学習障害(LD)の診断は
とても難しいのです。
しかも、パッて病院に行って
すぐに診断されるものでもありません。
数回通い、そして検査も受けて
やっと診断される、
というのが普通です。
では、学習障害(LD)の医学的定義とは
いったい何なのでしょうか。
次から学習障害(LD)の
医学的定義をお伝えします。
《自宅でWISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を受けたい人はここをクリック》
【学習障害(LD)の医学的な定義】
病気の診断は
診断基準にしたがってされます。
発達障害や学習障害は
病気の分類では
精神疾患に入ります。
そのため多くの
精神科医や診療内科医は
アメリカの精神医学会がまとめた
診断基準 DSM5
を元に診断しています。
DSM5では
学習障害は「限局性学習症」という
病名になっています。
では、DSM5に記載してある
限局性学習症の診断基準は
・不的確または速度が遅く、努力を要する読字
・読んでいるものの意味を理解することの困難さ
・綴り字の困難さ
・書字表出の困難さ
・数字の概念、数値または計算を習得することの困難さ
・数学的推論の困難さ
【学習障害の文部科学省の定義】
一方、文部科学省が出している
学習障害の定義は下記になります。
通常において
「読む」「書く」「聞く」「話す」
「計算する」「推論する」
の6つの能力のうち
特定のものの習得と使用に
著しい困難を抱える場合
とあります。
《お持ちのWISC4(ウィスク4)の結果の内容を詳しく知りたい人はここをクリック》
【ウチの子は勉強ができない、と言われても対応に困る件】
多くの親御さんは
「ウチの子、全く勉強ができません。」
「なんとかして下さい!」
と塾に駆け込みます。
塾に通って
成績が上がったのであれば
それはきっと
・勉強量の不足
・勉強のやり方の間違い
が原因だったのでしょう。
「勉強ができない」だけだと
実際、どうすれば良いのか
対応に困ることがあります。
対応方法を考えるのであれば
文部科学省が出している
学習障害の定義
「読む」「書く」「聞く」「話す」
「計算する」「推論する」
の何が困難なのかを
考える必要があります。
これは、子どもが
学習障害かどうかを判断する
ということではなく
勉強を定着させるために
どんな能力が不足しているのかを
判断するのです。
当然、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を
とっている方は
すぐに分かるのでご安心ください。
【WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の読み取りは】
こちらをクリック
【出張でWISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をしたい方は】
こちらをクリック
★☆
発達障害ラボ
車 重徳
コメントをお書きください