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030【WISC-Ⅳ】WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査とグレーゾーンの関係

 

なんか、ウチの子どもは育てにくい、

そう思う方は

けっこういます。

 

 

そして、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をとった結果、

グレーゾーンと言われました。

 

 

 

グレーゾーンとは、いったい何なのでしょうか。

 

 

 

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査で

グレーゾーンは分かるものなのでしょうか。

 

 

今回は、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査と

グレーゾーンとの関係について

ご説明いたします。

 

 

 

《WISC-Ⅴ検査の低い指標の伸ばし方はこちらから》

 

 

 

 

【WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査で発達障がいの有無は分からない】

 

 

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査で

子どもの発達障がいの有無は

分かりません。

 

 

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は

知能検査です。

 

 

その子どもは

何ができて、何が苦手なのかを

知るということが

WISC-Ⅳ検査の目的になるのです。

 

 

 

では、発達障がいの有無は

何で判断するのでしょうか。

 

 

 

それは、下記2つのいずれかで

診断します。

 

・DSM5

・ICD11

 

DSM5は、アメリカの精神医学会が作成した

診断マニュアルです。

 

 

 

ICD11は、WHO(世界保健機関)が作成した

診断マニュアルです。

 

 

発達障がいは

これらのマニュアルを元に

医師が診断していくのです。

 

 

 

当然、臨床心理士も公認心理師も

発達障害や学習障害の診断はできないのです。

 

 

 

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【グレーゾーンという医学的な定義はない】

 

 

結論を言います。

 

グレーゾーンという医学的な定義は

実はありません。

 

 

 

例えば、胃潰瘍じゃないけど

胃潰瘍の直前だよね、

 

というのは、胃潰瘍の直前という

病名ではないですよね。

 

 

 

あるとすれば、全く別の病名です。

 

 

したがって、グレーゾーンとは

病名ではないのです。

 

 

では、何かというと

あまり好きな分け方ではなりませんが、

 

健常者ができることと

障害者ができないことの

その境目をグレーゾーンと呼んでいる

 

ということです。

 

 

 

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【WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査におけるグレーゾーンの数値とは】

 

では、そのグレーゾーンとは

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の数値で

一体どのくらいなのでしょうか。

 

 

 

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査では、

全般的な知能水準をみる際にFSIQという

フルスケールIQの数値をとります。

 

 

その数値が

70~80をグレーゾーンとする場合、

75~85をグレーゾーンとする場合に分かれるのです。

 

 

なぜ、基準が2つあるのかというと

アメリカの国家予算によって

基準が上下したからです。

 

 

 

それについては

また別の記事で書きましょう!

 

 

 

《発達障害児の支援方法について学びたい方はこちらから》

 

 

 

 

グレーゾーンの下は

基本的には69以下のFSIQは

さまざまな場面で

 

困難となることが予想されるのです。

 

 

しかし、これはあくまで

WISC-Ⅳ(ウィスク4)の数値上の問題です。

 

 

子どもがグレーゾーンなのかは

まずはWISC-Ⅳ検査を実施してみてくださいね。

 

 

 

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★☆

発達障害ラボ

車 重徳