WISC-Ⅳ (ウィスク4)検査と聞くと
どうしても子どもの検査、
発達障害の子どもの検査、
不登校の子どもの検査、
と思われる方が
とても多いはずです。
そもそもWISC4(ウィスク4)検査の
適応年齢は
5歳〜16歳11ヶ月
です。
そう考えると
学齢期のことだけを
みる検査だと
思っちゃいますよね。
でも、実は
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を
未来の就職に結び付けることが
可能なのです。
ここでは、
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査と
お仕事への役立て方を
見ていきましょう。
【WISC-Ⅳの空間認識力とは】
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査に
PRI(知覚推理指標)という
ものがあります。
そのPRI(知覚推理指標)の
構成要素の1つに
空間認識力があるのです。
空間認識力とは
三次元のものを三次元だと認識したり
二次元のものを三次元変換したり
する能力のことです。
例えば、ゲームセンターにある
クレーンゲームを思い浮かべてください。
ボタンのある、
ショーケースの正面から
どんなに景品とクレーンまでの
距離を目視したとしても
景品を全く取れない人って
結構、いますよね。。。
とは言っても、
そんなの簡単だよ、
とでも言うように
サクッと景品を取る人もいます。
クレーンゲームで
景品とすぐに取れる人と
取れない人の違い、
これが、空間認識力なんです。
【WISC-Ⅳの空間認識力とお仕事】
では、この空間認識力って
お仕事をする際に
どんな仕事に紐付くのでしょうか。
当然ですが、
何かを組み立てる仕事には
該当します。
空間認識力がないと
ちゃんと、その作るべき物が作れない、
ということも考えられるのです。
または、ピッキングや
倉庫整理などのお仕事も
難しい可能性があります。
なぜなら、空間認識力が低い
ということは
倉庫内において
どこに何があるのか
分からない可能性もある
ということです。
当然、車の運転も危ないでしょう。
物と物、もしくは物と自分の
距離感が掴めない
ということは
以外と色々な業務に
支障をきたす可能性があります。
料理をするのも
空間認識力が必要です。
例えば、野菜を切る際に
同じ大きさに切れないとか
手の上で豆腐を切る際、
包丁をどこまで入れて良いのか
よく分からない、
ということもあるのです。
【大人用の検査WAIS4(ウェイス4)を受けたい人はここをクリック】
【営業職に必要な能力とは】
それでは、営業職に就くのに
必要な能力は何でしょうか。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の中に
VCI(言語理解指標)というものがあります。
このVCI(言語理解指標)の中に
言葉の抽象的な概念の理解を示す
「類似」という項目があります。
この類似の数値が低いと
お客様が何を言っているのか、
その内容も意図も分からない
ということがあります。
また、VCI(言語理解指標)の中に
「理解」という項目もあります。
この「理解」という項目は
ざっくりいうと対社会的な
一般常識力になります。
そのため、この理解が低いと
お客様と常識的なやりとりができず、
お客様を怒らせてしまう
ということも往々にしてあるのです。
まだまだ、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の
見方は色々とあります。
それは、またどこかの記事で
書きましょう。
では。。。
【WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を自宅でうけるからこちらをクリック】
★☆
発達障害ラボ
車 重徳