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049【発達障害】発達障がいがある子どものオンライン学習


コロナの感染予防のために
全国の小中学校では
一時期、対面授業が中止になりました。



コロナが原因ではなくても
オンラインでの学習は
どんどん進んでいます。

 


しかし、発達障がいや
学習障がいを抱える子どもの
オンライン学習は

なかなか難しいのでは
ないでしょうか。

 



なぜ、発達障がいや
学習障がいを抱える子どもの
オンライン学習は難しいのか

そして、対策はあるのか、

対策があるとすれば
それは、どんなことなのか
についてご説明しましょう。

 

 

 

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【音声は肉声ではない?】

 

発達障がいを抱える子どもは

色々なことに敏感だったりします。

 

 

例えば、電話で声を聞かせても

ある子は、電話での声は本物ではない、

と言います。

 

 

 

それは、なぜなのでしょうか。

 

 

オフラインで会っている

目の前の人であれば

音な空気中を音波として

相手に伝わります。

 

 

 

しかし、電話は、

肉声を電波、もとい電機信号に変換します。

 

 

そして、電波として

相手に届けた上で

また、音声に変換するのです。

 

 

 

すなわち電話での声は、

電気信号となっている音を

出来る限り、本人の声質に

近付けたもの、といえます。

 

 

 

普通の人は

電話の声を聴いて

 

それが、電気信号の変換だ、

なんて考えもしないでしょう。

 

 

 

しかし、発達障がいを抱える子は

異なります。

 

 

電話の音声は、

電気信号であって、

本人の本物の声とは考えないのです。

 

 

 

そう考えると

テレビの中の人とZoomなど

オンラインでの映像は

同じものだと感じるでしょう。

 

 

 

テレビもZoomでの授業も

同じ映像だと捉えると

 

Zoomで授業を行ったとしても

テレビを見ているような感覚になり、

当然、集中などできないでしょう。

 

 

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【オンラインでの授業で集中させるには…】

 

発達障がいがあっても

興味があるものについては

動きを止めます。

 

 

そのため、まずは

生徒1人日ひとりの興味があることを

しっかりリサーチしておく

必要があります。

 

 

そして、その興味があることと

その子どもが学ぶべき勉強を

どう結び付けるのかを考えるのです。

 

 

 

もし、発達障がいがある子どもの

好きなものが「電車」であれば

その「電車」と学習内容を

組み合わせるということです。

 

 

1回2回の授業であれば

そういった準備もできるかも

しれません。

 

 

 

しかし、年間を通じて

全ての授業で

子どもの好きなものにちなんだ

授業をするというのは

かなり難易度が高いかもしれません。

 

 

 

また、発達障がいがある子どもは

動きがあるものに

目を奪われがちです。

 

 

画面の中で

じっと座って

何かを話すよりも

 

動きながら

話す方が

注意を向けてくれるでしょう。

 

 

 

考えてみてください。

 

 

 

NHKの教育テレビでやっている

「高校講座」

 

教授っぽい人が

画面の前でずっと座って

何やら小難しいことを

ずっと喋っている、

 

そんな授業は、

誰だってつまらなくて

集中できないですよね。

 

 

 

まだまだ手法はありますが、

長くなってきたので

それはまた、別の記事で書きましょう。

 

 

では、また。。。

 

 

 

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発達障害ラボ

車 重徳