言語能力が低いと
・コミュニケーションがとれない
・口頭の指示が入らない
・文章を読んでも理解できない
なんてことがあります。
今の時代、言葉を介さないと
色々と不都合ですよね。
ジェスチャーだけでの意思疎通、
想像しただけでも
不便極まりないですね。
では、VCI(言語理解指標)が低い子は
言語でのコミュニケーションは
できないから諦めるしかないのでしょうか。
いえいえ、諦める必要はありません。
なぜなら、VCI(言語理解指標)は伸ばすことができるからです。
【VCI(言語理解指標)の下位検査の構成とは…】
VCI(言語理解指標)の下位検査ですが、
・類似
・単語
・理解
が基本検査であり
・知識
・語の推理
が補助検査となります。
なお、基本検査は必ずとらないといけない検査で
保持検査は必要であれば
とった方が良い検査になります。
さて、VCI(言語理解指標)を伸ばすということは
・類似
・単語
・理解
を伸ばすということになります。
上記3つの中で
一番最初に取り組むべき項目は
・単語
なのです。
VCIを伸ばすのであれば
まずは、単語からなのです。
日常会話で使うとか使わないとかは
関係ありません。
まずは、たくさんの単語を
どんどん覚えさせてください。
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その際には、注意があります。
単語を覚える際、
辞書的定義を踏まえた
単語の「意味」を入れてください。
辞書的定義は何なのかというと
辞書に書いてあるような意味
ということです。
分かりやすくいうと
「象」という単語の意味として
「パオーン」は当てハマらないということです。
「馬」も「ヒヒーン」ではないのです。
例えば、「象」を調べると
陸上の動物のうちで、最も大きい獣。
鼻が長く、牙(きば)が大きい。
飼いならされて労役をするおとなしいインド象と、
性質が荒いアフリカ象とがある。
を記載されています。
このように「単語」とその「意味」を
記憶させていってくださいね。
さて、少し長くなってしまいました。
VCI(言語理解指標)の類似や理解の伸ばし方は
また、別の記事に書きましょう。
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発達障害ラボ
車 重徳