皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
皆さんは、
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の結果をちゃんと活かしていますか。
WISC4検査の結果を
「学校」にだけしか役立てていませんか?
例えば、
・授業
・学校生活
・忘れ物
・友だち関係
WISC-Ⅳ検査をこういった学校関係に役立てる方は、
非常に多いと思います。
しかし、WISC4検査の結果は
年齢を重ねても大きくは変わりません。
その変わらないというのは
・指標得点の高いところ
・指標得点の低いところ
は変わらないという意味です。
各々の数字は上下します。
変わらないということは、
それはその子自身の特性であって、
大人になっても大きくは変わらないということなのです。
大人になっても、ということは…
そうです。
お仕事を選ぶ際にもWISC4検査の結果を役立てる
ことが可能なのです。
《WISC-Ⅴ検査の低い指標を伸ばしたい人はコチラをクリック》
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さて、では早速、本題です。
料理が好きな子がいたとします。
料理人やコックとして仕事をしていくためには、
どんな能力が必要なのでしょうか。
まず考え付くのが、
PRI(知覚推理指標)
になります。
料理は、「曖昧な表現」のものが多いです。
例えば、
・適度な大きさ
・適温
・一口大
・ほどよい塩加減
・適量
・少々
・添える程度
などなどです。
具体的にこういった表現は、
言語での理解であれば、
VCI(言語理解指標)の類似
実際に作業しながらでの感覚値であれば、
PRI(知覚推理指標)
が低いと理解が困難になるのです。
作業スピードに関しては
PSI(処理速度指標)
になります。
同時処理ができるのかどうかで
作業効率が変わります。
仮に同時処理が苦手であっても
継次処理ができれば業務可能な場合もあります。
その辺は、PSI(処理速度指標)の
・符号
・記号探し
の下位検査の結果で判断していくわけです。
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さらには、中華料理の注文など、
口頭の指示で調理を進める場合もあります。
その場合は、
PSI(処理速度指標)
がないと、注文を忘れてしまうということが起こるでしょう。
仮にPSI(処理速度指標)が低かったとして、
決められたものしか調理しないような調理人(コック)もいます。
このように
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査
の結果を用いて、
その子どもの仕事を想像していくことが可能です。
WISC-Ⅳ検査の結果をお持ちの方、
是非、チャレンジしてみてくださいね。
また、WISC4検査の読み取りをして欲しい方は、
オンラインでカウンセリングとして検査結果の読み取りも行っているのです。
お気軽にご相談ください。
ではでは。。。
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発達障害ラボ
車 重徳