皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
さて、こんな質問をいただきました。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は、
子どもに発達障害があるのかどうかを調べる検査ですよね?
今回は、この質問にお応えいたします。
では、早速結論です。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は、
その子に発達障害はあるのかどうかを
調べる検査ではありません!
では、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は
何を調べる検査なのでしょうか。
WISC4(ウィスク4)検査は、その子どもの
・得意なところ
・苦手なところ
を判断するための検査なのです。
では、なぜ、その子どもの得意なところや
苦手なところを調べるのでしょうか。
それは、専門家によって、
判断の分かれるところです。
発達障害ラボでは、その子どもの得意や苦手を調べる理由として
・得意なところで苦手なところをカバーする
・苦手なところをトレーニングで改善する
としています。
では、苦手なところを
得意なところでカバーするとは、
一体どういったことなのでしょうか。
例えば、VCI(言語理解指標)において、
下位検査の数値が
・類似 12
・単語 6
だったとします。
この子どもは、
VCI(言語理解指標)における単語が低いので、
会話の際、難しい単語が使われていると、
その意味を理解することが難しい、となります。
しかし、同じVCIの類似が高いので、
会話の際、仮に単語の意味が分からなかったとしても、
全体的な文章からその分からないはずの単語の意味を
ひも解くことができるのです。
これが、苦手なところを得意なところでカバーする、
という意味なのです。
まだまだ、別の事例でカバーする方法はあります。
しかし、このブログもちょっと長くなってきたので、
また別の記事で書きますね。
では。。。
★★
発達障害ラボ
車 重徳