皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの
車重徳です。
子どもが問題行動をしてしまったら
まずは、注意が必要です。
怒るではなく、注意です。
皆さん、怒ると注意、
ちゃんと使い分けていますか。
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なお、子どもを注意する際、
ポイントというものがあります。
そのポイントは
下記の通りです。
1)子どもの目的を考える
2)1体1で注意する
3)注意する目的を確認する
4)良い点と問題点をセットで注意する
5)信頼関係を確かめる
では、各々の項目を
確認していきましょう。
1)子どもの目的を考える
頭ごなしに注意してはいけません。
どんな子どもであったとしても
その行動にいたった背景というものが
存在しているからです。
例えば、目的はしごくまっとうなことだけど
目的達成の手法を間違えてしまった、
ということです。
お母さんを喜ばせるため
弟や妹のため
ペットのために行動を起こしたけど
その方法が少し間違っていた、
ということは
よくある話です。
このことに注意をしてしまうと
二度と誰かのために行動する
という行為がなくなる可能性があるのです。
2)1体1で注意する
発達障がいを抱える子は特に
集団の中に自分がいる
ということが
理解できていない可能性があります。
具体的には、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の
PRI(知覚推理指標)が低いと
集団の中の自分が
イメージできない可能性があります。
また、子どもでも1個の人格を持っています。
その子どもに対して
周囲の子どもの見せしめになるような
注意の仕方は
絶対にNGです。
見せしめにされてしまった子は
絶対に注意をした人を憎みます。
たかだが注意で憎まれるって
避けたくないですか?
3)注意する目的を確認する
そもそもとして、
注意する目的は何ですか?
悪い行動をしたから
注意する、
という人がいます。
注意は要求とセットです。
どういった行動が必要だったか
子どもが納得するように
伝えるべきでしょう。
納得すれば、行動は変わります。
4)良い点と問題点をセットで話をする
どんな言い方をしても
傷ついてしまう子どももいます。
HSCの子どもであれば
それはそれは、慎重に対応する
必要があります。
その時に、その子どもの行動について
良い点を先に伝えるのです。
5)信頼関係を確かめる
信頼関係がない状態で
一方的な注意をしてしまうと
すぐに憎しみにつながります。
誰でもそうです。
あんたにだけは言われたくない、
という人に注意されて
素直に聞くことができますか?
私は、できません。
さて、少しでも上手に
子どもを注意して
良い行動を定着させていきましょうね。
では。。。
★
発達障害ラボ
車 重徳