皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
皆さんの周りに
集団が苦手な子はいますか。
そもそも私自身、
集団が大の苦手です。
っていうより、集団に属しないといけない状況で
勝手に集団から抜け出て
一人での行動をしていたこともあります。
さて、なぜ集団行動がとれないのでしょうか。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の結果も用いて
ご説明しましょう。
早速、結論です。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査における
PRI(知覚推理指標)の数値が低いと
集団が苦手になる傾向が
高くなります。
PRI(知覚推理指標)は
場の空気を読む力
につながります。
PRIが低いということは
場の空気があまり読めない
ということになるのです。
場の空気が読めないと
自身が恥ずかしい思いをしたり
誰かに攻撃されたりする危険があります。
人は誰でも
攻撃されたくないですよね。
そうです。
攻撃されたくはないので
攻撃される恐れがある場所から
避けるのです。
その攻撃をされる場所が
集団なのであれば
結果として
集団から離れる
という行動になるのです。
では、集団にいられるようにするには
一体どういう方法があるのでしょうか。
まずは、意識を変える
ということが挙げられます。
意識を変えるというより
何かに集中をする
という方が良いかもしれません。
何かに集中していると
周りのことが気にならなくなります。
周囲が気にならないので
結果として集団にいることが
できるようになるのです。
もう1つの方法は
目的を変える
です。
集団にいるメリットは
何なのでしょうか。
人はメリットによって
行動が変わります。
例えば、どんなに眠くても
歯を磨くのは
虫歯を防止できる
というメリットがあるから
例え、どんなに眠かったとしても
歯を磨くのです。
集団にいることを目的にすると
それを望んでいない場合は
苦痛にしかなりません。
しかし、誰かとコミュニケーションをとるためとか
何かを学ぶためとか
目的を変えると
そちらに意識が向くため
他の嫌なことが
気にならなくなります。
さらには、集団であっても
どういう集団であれば
その中にいられるのかを
考えていくことも重要です。
世の中には色々な集団があります。
学校のクラスだけが集団ではないのです。
苦手なところから慣れていくのではなく
まずは、慣れやすいところから
あまり問題ではないところから
慣れていくという方法も
考えていくべき事項です。
PRI(知覚推理指標)を鍛える
トレーニングによって
集団に慣れさせる
という方法もあります。
しかし、長くなり過ぎるので
また別の記事で書きますね。
では。。。
★★
発達障害ラボ
車 重徳