皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
こんな質問をいただきました。
うちの子はコミュニケーションが苦手です。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査で
コミュニケーションが苦手かどうかが
分かるのでしょうか。
今回は、この質問にお応えいたします。
《WISC-Ⅴ検査の低い指標を伸ばしたい人はコチラをクリック》
さて、いきなり回答です。
コミュニケーションと
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は
大きく関係しています。
コミュニケーションが苦手な子は
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査における
・VCI(言語理解指標)
・PRI(知覚推理指標)
・WMI(ワーキングメモリ)
のいずれかが低いことが多いです。
多くの心理士さんは
コミュニケーションが苦手
=
VCI(言語理解指標)が低い
としてしまいますが、
実は、VCIだけではなく、
コミュニケーションには
PRIもWMIも関係しているのです。
コミュニケーションにおいて
その行動を要素分解しましょう。
そうすると下記のようになります。
①相手の言葉を聞く
▼
②記憶する
▼
③意味を理解する
▼
④自分の考えをまとめる
▼
⑤回答する
相手の言葉を聞くには
聴覚の選択的注意が必要になります。
そして、その言葉を
聴覚記憶します。
言葉の内容を理解するには
単語力、指示代名詞の理解、一般常識
が必要になります。
そして、相手の言葉を受けて
自分の考えをまとめます。
最後にその考えを言語化します。
こういったプロセスが
コミュニケーションでおこなわれているのです。
そのためコミュニケーションには
・VCI(言語理解指標)
・PRI(知覚推理指標)
・WMI(ワーキングメモリ)
が必要なのです。
このことは、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査結果
理解研修 初級でお話しています。
詳しく知りたい方は
是非、研修を受講なさってくださいね。
では。。。
★★
発達障害ラボ
車 重徳