皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
さて、こんな質問をいただきました。
先日、ウチの子どもの
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をとりました。
検査結果は、普通でした。
しかし、勉強は極端にできません。
そこで、心理士さんに
「お子さんは、アンダーアチーバーですね。」
と言われました。
アンダーアチーバーとは
いったい何なのでしょか。
どうすれば、子どもは
勉強するのでしょうか。
今回は、この質問に
お応えいたします。
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それでは早速、結論です。
アンダーアチーバーとは
「知能」は問題ないのに
勉強が全くできない子ども
のことを指します。
知能は問題ないといっても
特に基準があるわけではありません。
たとえば、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査において
FSIQ(全検査IQ)が●●以下で
勉強ができないのであれば
アンダーアチーバーである、
というような基準はないのです。
では、どうやってアンダーアチーバーかどうかを
判断すればよいのでしょうか。
また、勉強ができないとは
どれくらいできないのでしょうか。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査で
知能を測った際に
勉強がどのくらいできるのかどうか
を調べる指針に
WISC4検査の記述分類を
活用することが可能です。
その記述分分類とは
下記のとおりです。
合成得点 | 分類 | 理論上の割合(%) |
130以上 | 非常に高い | 2.2 |
120~129 | 高い | 6.7 |
110~119 | 平均の上 | 16.1 |
90~109 | 平均 | 50.0 |
80~89 | 平均の下 | 16.1 |
70~79 | 低い(境界線) | 6.7 |
69以下 | 非常に低い | 2.2 |
この表からみると
もし、お子さんのFSIQが
90以上あれば
理論値上は、ふつうに勉強が
できるはずなのです。
しかし、もしお勉強が
極端にできないのであれば、
それは、アンダーアチーバーの可能性が
あるのです。
では、アンダーアチーバーの子どもは
なぜ、そうなってしまったのでしょうか。
また、対策はあるのでしょうか。
少し長くなってしまったので、
対策については
また別の記事で書きましょう。
では。。。
★★
発達障害ラボ
車 重徳