皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
さて、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査にある
PSI(処理速度指標)を伸ばす方法について
多くの方からご質問をいただいています。
今回は、その
「処理速度指標の伸ばし方」
についてご説明いたします。
早速、結論です。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査における
4つの指標得点の中で
処理速度指標(PSI)がもっとも上がりにくいです。
さらには、このトレーニングをすれば
必ず処理速度が上がります、
というような魔法のトレーニングは
ありません。。。
残念ですが。。。
しかし、やれることはあります。
処理速度指標は
・認知処理や視覚記憶
・目と手の協応動作
に分けることができます。
そして、
・認知処理や視覚記憶
・目と手の協応動作
は、個々でトレーニングする方法は
あるのです。
トレーニングする方法はあるとはいっても
そのトレーニングが合う人、合わない人はいます。
遊び感覚、ゲーム感覚のトレーニングになるので
そんなのトレーニングではないと感じる人もいるでしょう。
さらには、誰も知らないような
スゴイトレーニングが隠されていると思っている人もいますが
そんなトレーニングもありません。
遊び感覚のもの、
いっけんするとつまらないもの、
そういったことをやり続けた結果、
やっと少しだけPSI(処理速度指標)が上がるのです。
では、その遊び感覚、ゲーム感覚の
トレーニングとは
いったい、どういったものなのでしょうか。
それは
・コグトレ
・ウォーリーを探せとかミッケ
・点つなぎ
・迷路
・間違い探し
・文字探し
・タングラム
などになります。
上記のようなことを
時間制限を設けて、実施していくのです。
それ以外のものでいえば
フォイヤーシュタインなども
良いものがあるのですが、
あまり一般的ではないかもしれません。
そのため上記の一覧は
全てこなしたというのであれば
認知処理については
やることが見当たりません。
その場合は、
感覚都合の観点でものごとを考え
目と手の協応作業に入るのです。
そして、細かい作業をおこなっていくのです。
つまらないと感じるかも、ですが。。。
ちなみにWISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は
知能検査です。
知能検査って、
一夜漬けとかの勉強や
少しの時間の学習で
簡単に上がったり下がったり
するのでしょうか。
答えは、NOです。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は
一度検査を受けたら、
原則、次回の検査まで
2年以上空けるとされています。
そのため2年間かけて
子ども自身が苦手なところをトレーニングして
その結果として
苦手としているところが
少し上がると思っていただければ幸いです。
また、気になることがあれば
発達障害ラボまでお気軽にお問合せください。
それでは。。。
★★
発達障害ラボ
車 重徳