皆さんこんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
私、実は調理師の免許も持っているんです!
今回は、調理師試験の一問一答についてお伝えしていきます。
本日は栄養学の分野について行っていきましょう。
《WISC-Ⅴ検査の低い指標の伸ばし方を知りたい方はコチラから》
〇×問題なので〇か×かで答えて言っていただけたらと思います。
第1問
人体を構成する成分で最も多く存在する成分は脂質である。
〇か×か?
正解は ×です。
構成成分は水分60~70%、タンパク質15~20%、脂質13~20%、ミネラル5~6%、
糖質1%となっています。性差、年齢により異なります。
★
第2問
人体は水素、酸素、炭素、窒素の4種類の元素で構成されている。
〇か×か?
正解は×です。
人体は約60種類の元素から構成されています。
水素、酸素、炭素、窒素の4種類で96%を占めますが、骨を構成するカルシウムやリン、
赤血球の鉄などのミネラルも人体に存在しています。
★
第3問
基礎代謝は年齢とともに低下する。
〇か×か?
正解は〇です。
同年代では女性よりも男性の方が大きく、体温が上昇すると上昇します。
また、冬のほうが体温を保つために高くなり、低栄養状態ではエネルギー消費を抑えるため
低下します。
★
第4問
エネルギー消費量は基礎代謝、食後の熱産生、身体活動の3つに分類される。
〇か×か?
正解は〇です。
基礎代謝は安静仰臥位、すなわち身体活動がない状態での必要最小限のエネルギーであり、
性、年齢、体格などによって異なる。エネルギー摂取量がエネルギー消費量を上回る状態が続くと体重が増加します。
★
第5問
食品中に含まれる栄養素はすべてエネルギーとなる。
〇か×か?
正解は×です。
人は生きていくために食物を摂取し必要な成分を体内に取り入れていきます。
この生命維持に必要な成分を栄養素といいます。エネルギーを産生するものは3大栄養素と呼ばれています。
★
第6問
ある食品の栄養成分が糖質20%、脂質10%、タンパク質10gだった時、
エネルギー量は260㎉となる。
〇か×か?
正解は×です。
糖質、脂質、タンパク質が体内で燃える場合には、暫定的に糖質1gは4㎉、脂質1gは9㎉、
タンパク質1gは4㎉のエネルギーを発生することにしているアトウォーター係数というのがあります。したがって、4㎉×20g+9㎉×10g+4㎉×10g=210㎉となります。
★
第7問
食品の3次機能とは感覚思考性にかかわる機能である。
〇か×か?
正解は×です。
一次機能は栄養機能で生態を維持します。二次機能はおいしさの機能で感覚思考性に関わります。三次機能は生態調整機能で抗酸化作用や病気の予防に関わります。
第8問
胆汁にはマルトース、麦芽糖分解酵素が含まれていて、マルトースをグルコース(ブドウ糖)二分子に分解する。
〇か×か?
正解は×です。
胆汁には分解酵素は含まれていません。脂質を乳化し膵臓から分泌される
リパーゼの働きを助けます。
★
第9問
食事バランスガイドでは5つの区分に分かれ、一番上が主菜である。
〇か×か?
正解は×です。
上から主食、副菜、主菜、牛乳乳製品、果物となり、区分ごとに1つの目安となる量をSV(サービング)という単位で数えています。
★
第10問
日本人の食事摂取基準において定められている目標量は摂取不足の回避を目的としている。
〇か×か?
正解は×です。
栄養素の指標では推定平均必要量は摂取不足の回避、推奨量は摂取不足の回避、
目安量はある一定の栄養状態を維持するのに十分な量、体容上限量は健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限、目標量は生活習慣病の予防が定められています。
★
第11問
生活習慣病の予防には三次予防(リハビリテーション、社会復帰)を第一に進めることが大切である。
〇か×か?
正解は×です。
生活習慣病の取り組みには一次予防として健康増進、発病予防。二次予防は早期発見、早期治療。そして三次予防があります。生活習慣病とは生活習慣の改善を中心にした一次予防に重点を置いた対策を推進するための概念であります。
★
第12問
消費エネルギーが増加してもビタミンの必要量は変わらない。
〇か×か?
正解は×です。
エネルギー代謝に関与するビタミンB1、ビタミンB2はエネルギー摂取量当たりの推定平均必要量を暫定しています。そのため、消費エネルギーが増加するとビタミンB1、ビタミンB2の必要量も増加する傾向にあります。
いかがでしょうか。
日々の生活に役立つ知識の1つになっていただけると嬉しいです。
★★
発達障害ラボ
車 重徳