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168【不登校】#28 不登校の原因って何ですか

皆さん、こんにちは。

 

発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

「うちの子は不登校です。何も言いませんが不登校の理由って何なんでしょうか?」

 

というものです。

 

 

 

 

結構不登校っているかなとは思います。

文部科学省の方では、30日以上の欠席を不登校とみなすと言っています。

 

そのため、例えば月に一回保健室に登校するだけで不登校じゃないんです。

それ、客観的に考えると不登校じゃない?と思ってしまいますが…

放課後一回行くだけとか、保健室に少し行くだけで不登校じゃないというのはどうなんだろうと僕は思ってしまいますが、文科省が定めているのでしょうがないです。

 

不登校の理由を尋ねても、子供は例えば遠足の時の班がやだとか、給食の時のグループがやだとか、あの先生のあれがやだとか、とってつけたような理由ってありますよね。そんなものは、ほぼほぼ表面的なものです。

 

言ってしまえば、本当の理由をもし言うことができれば大分デトックスできていると思います。

 

または、不登校だった子が数年たってから、「私は不登校でした。今は楽しくやっています。」といえれば、本当の意味でのデトックスだと思います。

 

自分自身過去の、自分を受け入れないと未来の自分はやってこないんです。

 

 

 

 

過去の自分を受け入れるというのは、過去の自分を良いも悪いもすべて受け入れたうえで、人に前向きに話せることが、解脱につながるんです。

 

それができない限りは、なかなか自分の過去を否定しがちかなと思います。

僕は過去があるから今があると思いますし、過去は変えられない、未来は変えられるという方いますが違います。

 

過去も変えられます。

 

要は、自分自身がその過去を受け止めたうえで未来の自分を幸せにするんです。

その過去があるから未来の幸せな自分がある、そのように持っていくんです。

そうすると、過去を変えることができます。

なので、明るい未来を築いていってくれればいいなと思います。

 

 

 

 

不登校の理由って実は、大別すると3つのパターンがあります。

1つ目は、授業についていけないです。

2つ目は、お友達とのトラブルです。

3つ目は、先生との相性です。

 

そして、授業についていけない子のほぼほぼが、板書を取るのが遅いです。

黒板に先生が書いた文字を、ノートに書き写すのが遅いです。

よくあるセリフとして、もし書き終わらなかったら少しスペースを空けてから、次書けばいいじゃんていう人いますよね。

 

授業終わった後に友達に借りればいいじゃんと。

そんなことを簡単に言う人がいます。

 

よくよく考えてみてください。

そもそも何行くらい、どのくらい空ければいいのかわかりますか?

授業の中で、先生が消してまた新しいところから書くって、結構な割合で起こると思います。

要は大学の授業みたいに、黒板が上下にスライドするやつありますよね。

 

あんなのであれば別ですが、違います。書くスペースが限られています。

そう考えると、何回消して書いていくでしょうか。

もし、3回消して先生が、4回目を書いていたとするともう一回の授業で何回もスペースができるんです。

 

書くのが嫌になりませんか?

 

 

 

 

友達に休み時間にノートを借りたとします。借りたときに、1限~5限までのすべての授業のノート借りれますか?という話になります。

もっと言えば、美術や体育もあるかもしれませんが、4限分は机のところに座る授業になると思います。14コマ、それを1週間、5日間全部借りることができますか?

 

いい加減友達も「ちゃんと書きなよ。」というかと思います。

それくらいの年齢の子供って書くスピードが人それぞれ違うという認識ないです。

そしたら、書かなくなるし、授業が馬鹿らしくなっちゃうんです。

分かっていただけたでしょうか。

 

一生懸命書いても書いても、先生が消しちゃうなんかやる気失せるじゃないですか。

そして、書くことに一生懸命だから先生の話聞いていないんです。

聞いてないから、授業をついていけなくなる、先生が何言っているか分からなくなるんです。

やる気なくします。

 

それでも、部活動が楽しいとか、お友達と触れ合ってるのが楽しいとかで行けるケースもあります。

しかし、板書が取れず心が折れてしまうと、不登校になってしまうのです。

 

 

 

 

その書くスピードがお友達と比べて、普通にありそうなのかどうなのか、どうやって判断するのかというとWISC4検査で分かります。

対策とることもできます。

中々、もって生まれたスピードがあるので上がりにくいと言えば、上がりにくいのですが対策あります。

その対策を講じてみてはいかがかなと思います。

 

お友達とのトラブルは、大別すると二つに分かれます。

1つ目は、ミスコミュニケーション、コミュニケーションの相違です。

2つ目は、場の空気を読めない発言や人の気持ちを推察しない発言です。

 

それぞれに対して、対策は立てられます。

または、ミスコミュニケーションが起こりやすい、場の空気が読めないということがあるのであれば、そういった能力って伸ばすことが実はできるんです。トレーニングできます。

 

もし、そういった能力が低かったとしても、心配するには至らないでいただきたいです。

どうやってトレーニングするか、ミスコミュニケーションに対してどのように考えるかは、また違うところでお伝えさせていただきます。

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

発達心理サポートセンター 

心理士/カウンセラー 車重徳

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