皆さん、こんにちは。
発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「うちの子は音読をするときに、行を飛ばして読んでしまいます。
どうすればよいのでしょうか?」
というものです。
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結論は一つです。
アイムーブメントを上手くできていますか?というところです。
アイムーブメントとは何なのかというと、眼球は上手に動かせていますかというところです。
人間の目は横長です。
横長なので、横って動かしやすいです。しかし、横も動かない子が実際にいるんです。
眼球はどのように動かしているかというと、目の筋肉いわゆる眼筋といいます。
眼筋が発達していないと眼球は上手に動かせません。
斜視って何なのかというと、外斜視は筋肉が突っ張ってしまって外側に引っ張られてしまっています。内側に引っ張る力が弱くて、外側にばっかり引っ張られている状態です。
内斜視は外側に引っ張る筋肉が弱く内に行ってしまっています。
そのため、筋肉を鍛えなければなりません。
または、筋繊維をカットして、統一するかです。
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眼球って動かすための筋肉があり、場合によってはその筋肉が発達していないケースがあります。
例えば、親御さんでも気づいていなかったりするのですが、子供の後ろ側、後頭部側から「○○くん」と声を掛けたときに当然振り返ると思います。
振り返る時に体向く、顔向くのですが、通常眼球って右の方から振り向くのであれば、首と合わせて眼球も端によるはずです。
首を回したときに、後ろ振り向くのであれば、眼球をまっすぐにしたままぐるっと行くのではなく、眼球も右に動いて、真正面捉えて、眼球もまっすぐに向くと思います。
眼球も実際に動くはずなんです。
しかし、動いていない子もいます。
これは、先生も親御さんもぜひ確認してみてください。
たぶんいます。
親気づいていないケース結構ありました。
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まず、眼筋が弱い可能性があります。
まだ人間の目は横のほうが動かしやすいのですが、縦って幅も狭く動かしにくいです。
そういった子はより縦の動きが苦手です。
だから、子供によっては縦に動かせない子もいます。
そのため、日本の国語の文書って縦書きですよね。
教科書を読むときに首を振ったりとか、教科書を動かしたりというケースが出てきます。
更にその時に、目の筋肉って一行目から二行目に行くときに下から上に上がりますよね。
ジャンプします。
筋肉がしっかり整っていないと、ジャンプしたときに着地点がずれるという事です。
筋肉の微調整ができないからです。
要は眼筋の不足です。
だから、よくあるような長文読解する際に縦書きの文章であれば下敷きみたいなものに一行しか入らないように穴をあけて、そこで読みましょうみたいなことをしていたりすると思います。
ただ、字の大きさ変わったりすると思います。
年齢が変わると字の大きさ小さくなったりすると思います。
中々それだけでは対応厳しいかと思います。
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だから、必ずやっていただきたいのはビジョントレーニングです。
眼球を動かすトレーニングをやりましょう。
ネット上にも変なビジョントレーニングあるのですが、基本的にはリアルなもののほうがいいです。
実物の方がよくて、首を固定したまま眼球を動かすようにします。
僕とかがやっているのは割りばしの先に、子供であれば、アンパンマンとかつけてアンパンマンの動きを目で追ってもらいます。
指先に指人形とかつけて指人形を右手の人差し指と左手の人差し指につけて挨拶をさせたりして、首を動かさずに眼球だけで追ってね。とかを行ったりしていました。
または、フラッシュカードではないですが大きなカードで、子供に近づけて首を動かさずに目だけで動かすよう伝えて、そのカードの隅にドラえもんなどをちりばめておいてカードをめくるとドラえもんがあちこちに動くようにします。それを眼球だけを動かして見つけるようにします。
ウォーリーを探せやひょっこりはん、みっけみたいに多くの中からそれだけを探してのように、何かを発見するゲームみたいな絵本を眼球だけを動かして見つけてね。というやり方もありだと思います。
このように、ビジョントレーニング色々なやり方があります。
もし興味あればご質問頂けたらと思います。
いかがでしょうか。
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発達心理サポートセンター
心理士/カウンセラー 車重徳