皆さん、こんにちは。
発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「WAIS4検査って何ですか?」
というものです。
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たびたびお伝えしているWISC4検査は5歳から16歳11か月までに行う知能検査です。
大人用は何?というと、WAISという検査になります。
大人用は16歳から90歳まで取れます。
とれる内容はWISCと一緒です。
VCI(言語理解指標)、PRI(知覚推理指標)、WMI(ワーキングメモリー)、PSI(処理速度)です。
例えば、どのようなことかというと、大人用のWAISって僕かなりの数とっているのですが、こういう質問が多いです。
上司から何か業務の指示を出された、その時はやらなくちゃと思っていても、なぜか忘れてしまうとかです。
他には、書類の作成が全然できません。
提出期限全く守れません。
大事な契約書とか預かるとほぼほぼなくします。
お客様が何を言っているのかよくわかりません。
色々転職繰り返しているのですが、いつも職場関係に恵まれなくて自分が苦しい思いや損してしまう。
片づけられません。
どこか出張とか、営業先に行くと常に忘れ物をします。
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そういったご相談を多々受けます。
ただ、WAIS4という検査で原因というか理由が分かります。
例えば、提出期限過ぎちゃうのはわざとじゃないんです。
書類作っても誤字脱字ができてしまうのはわざとじゃないです。
性格的なルーズではなく、時間間隔的なプライオリティのつけ方っていう風に考えた上での、能力的なところです。
というようなことをWAIS4検査で判断することができます。
または、怖いなと思う方もいるかもしれませんが、場の空気って読めているのか。
場の空気読めているかどうかもWAIS4検査で分かります。
例えば、私って人の気持ちって推察できているのかなと、自分では相手の気持ちや周りの気持ちを分かった行動をしているつもりでも実は周りの場の空気とか相手の気持ち推察できていないんじゃないかというようなことも検査で判断することもできます。
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または、明日こんなことがあるからあんな準備しなきゃというような先を見通す力を自分ではあると思っていても本当なのだろうか、あるのかなっていうのをWAIS4検査で分かります。
恐ろしいのは自分では、自分のことを一般常識ある普通の社会人だと思っていたとしても数字で一般常識があるのかどうかが分かってしまいます。
もし、そういった能力が仮に低かったとしても、何も心配はいらないです。
なぜなら、一般常識が低いのが分かったら一般常識を入れればいいだけです。
例えば、耳で入れた情報を記憶する短期記憶が低いのであれば、記憶しなくていいようにメモの練習をするのか、違う媒体を使うのか他のことをすればいいだけです。
もっと言ってしまえば、耳で入れた情報を記憶する短期記憶、聴覚的短期記憶といいますが、その短期記憶を鍛えるトレーニングの方法もあります。
トレーニングすれば、ほぼほぼ上がります。
そのため、心配はいらないです。
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もし、書類作成の時にミスしてしまうのであれば、ミスを防ぐ方法というのもあります。
何かが劣っているからと言って幻滅するのではなく、今までもしかしたら、こういう能力なのかなと思うところがあるかと思います。
それを数字で示しましょう。
数字で示したうえで対策打てば大丈夫です。
対策の立て方をもし心配であれば、僕のところにご連絡いただけたらなんでも答えます。
心配いらないです。
いかがでしょうか。
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発達心理サポートセンター
心理士/カウンセラー 車重徳