皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「保育士になりたいです。どうすればよいのでしょうか。」
というものです。
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僕は教員免許もありますが、保育士資格も持っています。
他にも介護福祉士や調理師なんかも持っています。
保育士とるためには、まず2つ方法があります。
1つは専門学校を出ることです。
カリキュラムが保育士養成となっているので、卒業と同時に保育士資格付与という形になります。
これが一番簡単な形かなと思います。
ただ、お金もかかるし、2年間学校に通わなければいけません。
僕は保育士の専門学校に出ていません。
どうしたかというと、幼稚園や保育園に勤務していると、1年に1440時間、2年に2880時間以上勤務していれば保育士試験の受験資格を得ることができます。
お勉強して、全部で9科目あるので1発で受かるのは中々難しいです。
僕はその実務経験を得て、それで保育士試験を受けました。
こういうパターンは結構多いです。
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僕は保育園では働いていません。
保育園ではなく、厚労省認可の放課後等デイサービスっていうところで働きました。
法改正されるまでは児童デイサービスという名前で障害児さんの学童みたいな感じです。
通常の学童って障害児さんは入れなかったりします。
当然、通常の学童って送迎もないし障害重いとは入れないとか、高学年になれば、低学年だけで手いっぱいだから、高学年は入れないところ多いです。
でも、親が働いているとかで、中々家に帰って一人でお留守番ができない場合、放課後等デイサービスを利用するのがいいと思います。
そこで2年間管理者をしていました。
そのため、実務経験はあります。
そこで実務経験を積んで、お勉強して保育士試験合格して保育士の資格を取って合格したという方法があります。
今回聞いている方の中には、どういう状況かというのは分かりませんが、学生さんであれば、お勉強するために、専門学校に行くのはありです。
中々お勉強する時間もない、お金もないという事であれば、実務経験があれば試験を受けれます。
保育園で資格なしで働くのは中々きついです。
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僕は教員免許を持っているので、教員免許があると児童指導員というのに放課後等デイサービスではなれます。
児童指導員という形で、放課後等デイサービスで勤めて、2年を経てという形です。
何にもない人も、放課後等デイサービスは勤めることができます。
それでも全然雇ってくれるところはあります。
ただ、教員免許があると強いです。
2年たてば、保育士試験受験資格が得られます。
先ほどお伝えしたように試験は9科目あります。
すべてに合格しなければなりません。
1回合格した科目は2年間の持越しができます。
例えば、9科目すべて受けて最初3科目受かりました。
次の試験では、残り6科目受かればいいということになります。
2回目の試験でも3科目受かりました。
そしたら、残りの試験で3科目受かればいいという積み重ねができます。
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僕はちなみに1年半くらいかかりました。
最初4科目くらい受かって、「これはいけるな!」と思って、次3科目受かりました。
もう少しだと思ったら、最後の2科目が全然受からなかったです。
その2科目で1年使っちゃいました。
持ち越せるのは2年までなので2年たつとなくなってしまいます。
2年以内に受かるようにするといいと思います。
2年かかったとしても、専門学校に通うのと変わらないかなと思います。
賢いやり方で言えば、今から放課後等デイサービスに勤務してお勉強を始める。
2年後に受験資格を得たタイミングでは、2年分勉強できているので受験するときには知識があるので賢いやり方かなと思います。
今回は保育士さんになるのに、どうすればいいのかという話でした。
結論は、専門学校に通うか実務経験を積んでお勉強して合格するかの2択ということになります。
ぜひ頑張っていただけたらと思います。
保育士の資格はいいです。
子供の発達段階やアレルギー、児童養護施設とかで働くこともできます。
児童養護施設とは虐待にあった子供を親から隔離するというところです。
僕はスタッフの方に頼まれて、児童養護施設のスタッフの方に研修していたことがあります。
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出入りしていた時に、9歳の女の子がすごく泣いていました。
どうしたのって聞いたら、7歳の男の子が、インフルエンザで苦しんでいる。
かわいそうって泣いていました。
でも、9歳の女の子は親から虐待を受けて、手足折れているんです。
そして、いまだにPTSDで夜中にぱっと目が覚めたり、適応障害で戻してしまいそうになっているんです。
そんな女の子が7歳の男の子がインフルエンザで苦しんでいるって悲しんでいる。
でも、その男の子は0歳で捨てられた子です。
市役所の前に捨てられていたそうです。
そんな子たちの力になれたらなと思い、スタッフの研修に携わっていました。
その当時の僕にできることはそれくらいしかありませんでした。
興味ある方は調べていただけたらと思います。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳