皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「うちの子はちょっとでも気に入らないことがあると怒り狂います。どうすればよいのでしょうか。」
というものです。
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怒り狂うのレベルはどれくらいなのでしょうか。
パニックになるのか、暴れるのか、ギャンギャン泣きわめくのか、どういう状況なのかこれだけだと分かりにくいです。
2つ考えられることがあります。
まずは、怒りのコントロールって聞いたら、アンガーマネジメントです。
大分知っている方増えているかと思います。
もしこの子が、発達障害とか何か知的のものを持っているとかだと、アンガーマネジメントって入りにくい場合があります。
結論言うと、アンガーマネジメントってWISC4検査でいうとPRI(知覚推理指標)やVCI(言語理解指標)が低いと、ちょっと分かりにくいです。
アンガーマネジメントってソリューションフォーカスアプローチという方法に基づいて、行われるものです。
簡単に言うと、まず自分がどういう状況にあるのかそしてセルフモニタリング、自分自身をモニタリングして言った時点で、これから怒りに発展していきそうなのかどうなのか自分で客観視できていないとアンガーマネジメントってやりにくいです。
そのため、PRI(知覚推理指標)は大事になってきます。
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もう1つは、知能を上げるという事です。
感情のコントロールって人間の能力のどこがつかさどっているかというと、理性です。
例えば、ほしいものがあるけど高くて買えない。
じゃあ、店員さん見てないから万引きしちゃおうかな。
もし、1,2万円の物を取ろうとして実刑判決くらって色んなものを失います。
代償大きすぎないですかと僕は思ってしまいます。
ただ、取っちゃおうという衝動性とか、即自的な物欲も含めて生理的な欲求も強いですが、それをコントロールするとしたら理性です。
理性を持ってこんなことしちゃったら数か月、数年棒に振るなとか、やっと手に入れたあれを失ってしまうなっていうのを制御するのは理性です。
では、理性ってどうやって育てるのでしょうか。
簡単なことではありません。
手っ取り早いのは、理性は知性で育まれます。
だから、知性が育てば理性も育ちます。
では、知性はどうやって伸ばすのでしょうか。
知性は知能と連動しています。
つまり、知能を上げるしかありません。
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知能を上げればそれで、理性が育ちます。
その結果感情のコントロールができます。
僕は子供たちに対して、「なんで勉強しなくちゃいけないの?」って聞かれたときに子供たち用の説明はあります。
基本的には、どんなにIQが高かったとしても、どんなに優秀だったとしても気に入らないことがあったら手や足が出てしまう、カッとなってしまう、そんな状況で正しいその人の居場所って提供されるのでしょうか。
逆の立場になってみたら、ちょっと不機嫌になったらもの投げられる、手が出るような人と働きたいでしょうか?
僕は働きたくないです。
そう考える人は多いんじゃないかなと思います。
仮に障がい者だから顔がぼこぼこになるまで殴られてもしょうがないと思える人いるでしょうか。
僕は嫌です。
障がい児だろうが何だろうが、自分自身も何も誰かを傷つけられるのも許せません。
そう考える人が僕以外にもいるのであれば感情のコントロールできないと居場所なくします。
だから、知能を上げましょう。
知能を上げて知性を育つことにつながり、理性をはぐくみ、アンガーマネジメントができるようになるということになります。
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アンガーマネジメントはいくつかありますが、即時的なところでお伝えすると、怒りのピークが大体6秒くらいと言われています。
カーッとなって、頭が真っ白になっちゃうのが怒りのピークと言われています。
避けなきゃいけないのは頭が真っ白の状態で言ってはいけないこと、やってはいけないことをやるのは避けましょうという事です。
例えば、親でもわが子に対して言ってはいけないことって僕はあると思います。
恋人同士でも夫婦でもこれいったら終わりだよねっていうのは絶対あると思います。
スーパーとかで悲しくなってしまうのは、子供がうろちょろしていて「立ち歩くんじゃねーよ。ぶっ殺すぞ。」「お前なんて生まなきゃよかった。」「いなくなってほしい。」「お前を生んだせいで人生ボロボロだ。」とかって子供に言っている親とか見ると、子供もそういう言葉使うだろうなって思うし悲しいです。
そういった子供がどのように育つのかと思ってしまいます。
怒りのコントロール方法って学校で教わらないですし、学ばないまま社会に出てきてしまいます。
怒りは低いところに流れます。
そのため弱いところにいきます。
上司から部下、母から子供、飼い主からペットとか低いところに流れてしまうっていうのが悲しいなと思います。
それをどうにか変えることができればというのが、アンガーマネジメントです。
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怒りのピークの6秒間に何かの施策を打ちましょうというのがアンガーマネジメントの1つです。
タイムアウトと言ってその6秒間のうちに、その場から離れましょうという方法があります。
コーピングマントラ、ガーディアンエンジェルという言い方をすることもありますが、怒りを抑えるための呪文を言いましょうというものです。
例えば、「怒ったら負け」「怒っても解決はしない」とか、楽しい気持ちになるような言葉を言います。
子供にやらせていたのは好きなアニメのキャラクターのセリフを言わせていました。
フライオンザウォールといった壁にとまった羽の気持ちになるとか、メンタルクリアボタンと言って手の上にボタンがあるのをイメージしてそれを押していき、怒りを止めていくという方法とか、ボディスキャンと言って体の中をスキャニングしながら怒りがどのように渦巻いているの確認していって、押さえていくとかいろいろあります。
それはすべてテクニックです。
テクニックって無意識の中で行えるようなトレーニングが必要です。
意識下で行動を実施し、無意識下に落とし込むには反復練習が必要です。
反復練習を繰り返し行っていくことで意識下に音押し込めるようになります。
具体的な方法はまた、研修もあるので参考にしてください。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳