
皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「WISC(ウィスク)検査を取ってみたいです。WISC検査は誰でも取れるのでしょうか。」
というものです。
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WISC-Ⅳ検査を自身でとれるようになりたい方
本当に多いです。
実際に検査がとれるようになると、
子どもの深いところまでわかります。
発達障がいの子どもを抱えるお母さんは
皆、お子さんのことで困っています。
そういった方に検査を通じて、
詳しくお伝えできれば良いですよね。
では、ご質問いただいた
「WISC(ウィスク)検査は誰でも取れるのか?ですが、
答えはNOです。
誰でも取れません。」
ただ、検査を実施できるのが
臨床心理士や公認心理師だけだと思われている方いますが、
実は、臨床心理士や公認心理師以外の方でも
WISC(ウィスク)検査の実施は可能です。
WISC検査を日本で発売している会社は
日本文化科学社という会社です。
その会社が、WISCの検査キットの使用者レベルを定めています。
「保健、医療、福祉、教育の専門機関において、心理検査に携わる業務に従事する方」
なぜ、この文言が出てくるかというと、
昔、まだ、WISC-Ⅲ検査だったのころ
不当に検査を手に入れて、
我が子に検査の答えを丸々記憶させた親がいました。
親として、我が子の自閉症を認めたくない気持ちはわかりますが、
検査の結果が高くても
その子は、いつも体を前後に揺らしていて、
よだれ垂らして、奇声発している状態です。
親のエゴという方もいるかと思いますが、
そういうことがあったので、保健、医療、福祉、教育の専門機関において勤務していないとダメとなりました。
さらに、「大学院修士課程で心理検査に関する実践、実施を履修した方。」
臨床心理士がこれに該当します。
しかし、臨床心理士以外にも「心理検査の実施方法や倫理的利用について同等の教育、研修を受けている方。」とあります。
なので、研修を受ければいいです。
よく日本文化科学社が言っているのは、しっかりトレーニングするように言っています。
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なぜかというと、子供の未来が変わる可能性があるからです。
悪い言い方すると、普通級で何かしらの配慮があればやっていけていたかもしれないのに、最重度と出てしまい特別支援学校に行ってしまうと、一生障碍者としてしか生きられません。
手帳がないと生きられない仕事しかなくなってしまいます。
悪いい方ですが、子供の未来の選択肢を狭めてしまう可能性もあります。
だから、十分なトレーニングを行うように言っています。
さらに、「心理学、教育学、または関連する分野の博士号、ドクター、そして心理士にかかる資格を持つもの(臨床心理士、学校心理士、公認心理士、臨床発達心理士、特別支援教育士)、そして医療関連国家資格(医師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、看護師、薬剤師など)のいずれかを有する方、国家公務員心理職、地方公務員心理職等、心理検査の実施に携わる方。」
この辺がグレーではありますが、学校の先生検査とって大丈夫です。
国家資格ではありませんが、大丈夫です。
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例えば、僕がWISCの研修を東京の八丈島にしに行きました。
そこには当然心理士いません。
教員免許保持者はいて、「ある日急に校長から、君コーディネーターやって。検査キットあるけど誰もできないからとって。」と言われ渡されたそうです。
要は、離島や地方だと心理士いません。
それでも子供はいます。
子供がいれば、必ずグレーゾーン、発達障がいの子はいます。
統計上だと6人に1人はいると言われています。
クラス40人いれば、6~7人、4~5人は発達障がいかグレーゾーンの子がいるという話です。
それであれば、WISCの検査して、その子のパーソナリティを知ったうえで授業についていけないことをなくすべきじゃないのかなと思います。
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まずは、ちゃんとした専門機関に勤めていて、十分な研修をやっていること。
何かしらの資格を持っていることが大きなところかなと思います。
これに関しては、私の資格これですがどうですかと言ったご質問頂ければお答えしますので、お気軽にご質問してください。
または、WISC検査とったから、読み方教えてほしい方もいればオンラインでカウンセリングしています。
WISCの検査とってほしい方いれば、ご自宅に検査官が赴いて検査させていただきます。
もし、資格要件該当する方いればオンラインで研修もしていますのでご連絡いただけたらと思います。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳