皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「うちの子は我慢が苦手です。我慢して学校に行くというようなことをしません。どうしたら良いのでしょうか。」
というものです。
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結論言うと、僕は我慢できません。
何で生きていくのに我慢がいるのでしょうかと僕は思います。
学校ってそもそもみんな我慢しに行っているのでしょうか?
僕は中二の途中から不登校だったから我慢しないで学校に行きませんでした。
お友達と話せるから楽しいとか、部活動が楽しいとか、そういったことで学校に言っているのではないかなと思います。
我慢しているのでしょうか?嫌々行っているのでしょうか?
どちらかというとルーティンになっていて我慢関係なく、朝起きたら学校に行くとかそういうスタンスとかじゃないのかなと思います。
そもそも、僕も含めて我慢できないものだと思ってしまいます。
僕が我慢できないですし、できない人もいると思います。
でも、行けるのであれば学校は行った方がいいと思います。
お勉強はした方がいいからです。
お勉強しないと、大人になってから契約面が分からないとか誰かに騙されたりとか、世の中の仕組みが分からず損したりつらい思いをすることがあると思います。
今だって、法律の知識がもっとあればなとか、書類作成能力がもっと高ければよかったのにとか僕もやっぱり思います。
だから、勉強はしておいた方がいいと思います。
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そのときに、最もコスパがいいのが学校です。
家庭教師さんが来たとします。
家庭教師さんに時給2000円払って1日6時間教えてもらうと、1万2千円です。
20日間教えてもらったら24万円です。
月に24万も払って教えてもらわなきゃいけないです。
でも、学校って給食費などはかかりますがそんなにかかりません。
だから、行けるのであれば学校は行った方がいいと思います。
しかし、我慢に我慢を重ねて心身症と言って体に疾患が出てしまうことがあります。
例えば、学校のこと考えるだけで熱が出たり、お腹が痛いとか、吐き気がするとか色んなことがあると思います。
起立性障害とかも、そもそも血圧が下がってしまって頭にまで血が回らないということもあります。
それは、嫌とかではなくて病気になってしまっています。
嫌なことを通り越すと、病気になります。
嫌を続ければ好きになるっていう狂った方がいます。
これはあえて狂ったという表現をします。
嫌なことはもっともっと嫌になります。
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例えば、僕は数学が大好きで最初の大学で物理学を学んでいて、量子力学、相対性理論、宇宙物理とかを学んでいました。
微分積分なんかも大好きです。
あの計算を解いていると嬉しくて仕方なくなります。
数学ダメなんです、僕数学嫌いという人いると思います。
そういう人に好きになりなさい、毎日10時間数学教えてあげるよ、やろうやろうと言われて好きになりますか?
僕は絶対に好きにならないと思います。
できるようになれば、好きになるかもしれないよと言う人もいますが、できるようになりにくいです。
バイアスがかかってしまいます。
やっぱり、好きこそものの上手なれではないですが、嫌いなもの、苦手意識の強いものは中々好きになりません。
だから、そうではありません。
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では、どうすればいいのでしょうか。
目的を別に設けるか、環境調整でルーティンにしてしまいます。
これが別の対策になります。
これだけは譲れないということを1つ設けます。
多くの人が集団の中での帰属意識、お勉強、お友達関係、体力、部活動、朝起きるとか、学校に行くことの副産物、メリットがあると思います。
しかし、ここだけはここで賄おう、ここでしようという風に設けることができますかという話です。
それを設けることができるのであれば、そこを達成する。
そして、不足のところは別の仕組みで解決できるようにしましょうという事です。
実際にそのやり方ありますし、できます。
もう1つはルーティンにすることです。
環境調整になりますが、夜眠る前に歯を磨いて、お風呂に入って、お布団に入るみたいな形でルーティンにしてしまいます。
どんなに眠くても習慣化してしまえば、やると思います。
朝起きたら顔洗うみたいな形です。
個人的には我慢ではなく楽しみながら、学べる場所がいいんじゃないかなと思います。
その時に人によって楽しい!の基準は異なるので、そこをよく聞きながら変えていくことができればと思います。
嫌々学校に行き続けたある子は、若年性の胃潰瘍になってしまったケースも知っています。
そうなってしまったら取り返しがつきません。
子供の胃はもろいです。
そこから復活、リカバリーするのは時間がかかるのでそうなる前に対策を立ててみてください。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳