皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「うちの子は、ゲームをやめません。ゲーム依存症なのでしょうか。」
というものです。
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ゲーム依存症多いです。
コロナになって、ますます学校で出る宿題や課題って話を聞くとやらなくてもいい課題って多いし、怒られないしで、人間はモチベーションが保てなければ、当然やらないです。嫌なことはやらないです。
だから、どうしても、英検合格したいとか、ここの学校入りたいとかだったら別です。
結論、どういうことなのかというと、ゲーム依存症かの診断は、はっきり言って心理士はできないっていうのが、まず1点です。
診断は、医師しかできません。
ただ、診断は医師しかできませんが、その診断基準というものがあります。
どんな病気でも、診断基準っていうのがあります。
その診断基準というものが、 DSM5というアメリカの精神学会が作った診断マニュアルがありますが、それよりはICD11というWHO(世界保健機関)が作る診断基準、国際疾病分類というものがあります。
僕もゲームの論文書いていますが、1日2、3時間のゲームが、 週3日続くと、人間を人間として正しめる脳の最高部位、要は額の裏側の前頭前野の脳細胞は機能しなくなります。
1日2、3時間で、週2日、3日で、 1日4、5時間のゲームを、週5日、6日続けていると、額の裏側のその脳の前頭前野の脳細胞が完全に機能しなくなるというか、死滅します。
そこって、人間を人間として正しめる部位です。
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例えば、想像とか意思とか 欲望とか、言ってしまえば、こうなりたいから頑張ろうとかっていうのが一切なくなって、もう本脳の趣くまま 行動みたいな、眠いから寝る、やりたいことだけやるのになってしまいます。
それがゲームだから、ゲームしかやらないみたいなことです。
だから、そこは注意が必要だよっていう話にはなります。
かといって、ゲーム依存症を治す薬はないです。
一応、アメリカの方では、オピオイド受容体抗体薬っていうのがあります。
しかし、日本では、発売されていません。
効くかどうかっていうのも、賛否両論あるみたいな感じみたいです。
だから、1番いいのは、ゲーム依存症にならないようにすることです。
これが1番目って言っていいのかななんて思いますが、どういう兆候が出るといけないのかというと、まずゲームの使用時間が長くなるというのは第1の問題です。
そして、夜中までやる、朝起きられない、ゲームのことばかり絶えず気にする、ゲーム以外に興味を示さなくなることにつながります。
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そして、そこから先がさらに問題です。
ゲームのことを注意すると激しく怒る、嘘つく、これまずいです。
ここまで行っちゃうと相当まずいです。
だからちゃんと時間を守って、1日1時間、1時間30分と決めます。
僕は1時間30分でもいいかなと思いますが、時間を決めて、ちゃんとやめましょう。
夜中までやらないとかであれば、趣味というか、たしなむ程度でいいかなと思いますが、それを通り越すようであれば、 ちょっとまずいんじゃないのっていう風に思ってしまいます。
とにかく薬で治るもんではないんです。
そして、ゲーム自体、 法律違反ではないです。
手軽に手を伸ばすことができちゃいます。
例えば、アルコール依存とかも、安いお酒もあるし、簡単に手が伸びちゃいますが、ギャンブル依存症とかだと、お金がなくなったら、もう買えないから止まります。
ゲームは今、タダでできちゃいます。
これがまずいです。
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あとは、同じゲームだったら、ずっとやり続けられる。
でも、スマホがないと、生活成り立たない世の中にもなっているとは僕は思います。
そう考えると、もうゲームのコマーシャルバンバン入ってきますよね。
だから、なるべく触れさせないっていうのが1番なのかなとは思います。
ただ、1個やっておいてほしいのが、ゲームと同じくらい面白い、興味のある何かっていうのは、必ず作っておいてください。
ゲーム以外の、例えばDIYでもいいし、プラモデルでもいいし、運動でもいいし、ランニングでもスポーツでもいいし、なんでもいいと思います。
絵を描くとか、できればパソコンとかスマホとか、Netflixとか、そういうんじゃないやつがいいです。
アナログ的なものです。
それを持っておかないと、結局ゲーム止めた時に、やることなくなります。
暇になってしまうと、手近なものにやっぱり手を伸ばしてしまいます。
そこは注意が必要かなという風に思います。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳