皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「アンダーアチーバーって何ですか。」
というものです。
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アンダーアチーバーってどういうことかって言うと、例えば、WISC4検査とかでFSIQ高かったとかです。
過去あったのは、120とか超えていると、もう秀才です。
それぐらい超えていれば、130超えていれば上位2.2パーセントの中、いわゆるメンサっていう、IQ高い人たちだけの集団っていうのがありますが、そういったところに、入れたりします。
その1歩手前ぐらいなんです。
要は秀才レベルです。
100人いたら、要は学年でIQ120ぐらいだと、単純計算では言えないですが、 学年何百人いるかですけれど、10位以内は学力テストで入るかなぐらいの感じです。
稀にあるのが、それぐらいあったとしても、勉強が全くできないとか、学年でも下から数えた方が早い成績だとか、そういったケースってやっぱりあります。
金田一少年の事件簿とかっていうアニメ、元漫画知っていますか?
確かマガジンだったと思いますが、 金田一少年もそうじゃないですか。
めちゃめちゃIQ高いです。
あそこでIQ200とか出てきますが、WISCってそもそもIQ200ないです。
200あるIQテストもありますが、WISCや田中ビネーは200出ないです。
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他の多分、なんかよくわからない検査使っているのかなと思いますが、それか知らなくて書いちゃっているかだと思います。
WISCはマックス160です。
160ってことはほぼほぼないです。
東大を優秀な成績で出た方が150ぐらいだったかなとは思いますし、 140とか130とかでも司法試験、弁護士になった方とかいます。
そこまでIQが高いのにお勉強が全くできないっていう人がいます。
実際います。
そういった人たちは、アンダーチーバーって言います。
IQ高いのにお勉強ができない。
理由は3つです。
まず1個が、 金田一少年とかもそうですけど、もう興味示してないんです。
興味示してやらないと、できるようにはならないです。
例えば、スポーツで言うとめちゃめちゃすごい筋肉しています。
心肺機能もすごい優れている、根性もあります。
でも、 興味ないから走らないっていいます。
そしたら、結果出ないじゃないですかっていう話です。
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または、めちゃめちゃ野球のセンスあるはずなのに球技嫌いだからやらないみたいな、ルールも知らないみたいなパターンです。
そしたら、できっこないじゃないですよね。
興味はなくてやらないっていうケースがまず1個あります。
あともう1個は、そもそも能力は高いのに、 どこかでつまずいちゃったんです。
それから自分に合わない、だから、能力あってもやり方っていうのがやっぱりあるんです。
その子が理解しやすいやり方っていうのがあります。
どこかで、それがまかり通らなくて、つまずいちゃった。
それで、そのまま積み重ねができてない。
最後はもう勉強への苦手意識、嫌々が強いです。
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繰り返しですが、いやいややって身につくものはないんです。
勉強もそうです。
いやいややって身につきはしません。
だから、いやいやいややっちゃダメなんです。
ダメなんですよ!
しかし、なんか勉強しなさいしなさいって言われて、「はい、わかりました。勉強やります」ってって言う人いないじゃないですか。
もう言われれば言われるほど嫌になります。
言われまくって嫌になってしまったかと思います。
もう泣きながら勉強して身につくっていうのはないんです。
大体伸びる人っていうのは楽しいと思ってるか、もしくは そういった思考を外すんです。
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電車に乗ってて、もうとにかく単語帳だけはぺらぺらぺらぺらめくってる人もいると思います。
あれって勉強じゃないんです。
もう無難です。
好きとか嫌いとかじゃなくて、もう常に目に入るようにした方が、後でフィードバックの時はしやすいんです。
感情が入るから、長期記憶にする際、記憶の定着はなくなるんです。
だから管理を排除する 1番ベストなのは、楽しい、面白いって思わせる、もしくは本人に目的意識を持たせるっていうことになります。
そのため、アンダーアチーバーっていうのは、IQが高いけれど、あるけれど、勉強が極端にできない人のことを言います。
そして、その原因としては、繰り返しですけれど、勉強に対して興味ないか、でも好きなことに対しては、めちゃくちゃすごい能力を発揮するなんていうこともあります。
IQ分からないので何とも言えませんが、例えば黒柳徹子とかも、小学校から本当になんか問題児だって言われていて、来るななんて言われたりとかしたみたいです。
エジソンとかもそうです。
小学校退学になっています。
そんな話ってあるじゃないですか。
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でも、エジソンってめちゃめちゃ発明しています。
IQとっていないから分からないですけど、多分天才ですよね。
このようにIQがあるけれど、興味ないからやらない、やっていないです。
あともう1個は、本人に合わない指導方法で、わかんないまま積み重ねてきちゃっている可能性があります。
プラスとして、勉強イコールつまらない、苦しいっていうのがもう本人の中にこびりついちゃって、本来であれば覚えられるはずのことも、いやいややっても定着することないので、全く定着しないまま来ちゃったっていうことかなと思います。
じゃあどうするのかっていう話です。
年齢によって、変わりますが、もう1回目的の認識、そして、どのやり方だったら楽しくやれそうなのかっていうのを考えていく必要があります。
その子のことをよくわかっていて、お互い信頼関係が築けている人じゃないと、やっぱりちょっと難しいです。
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色んな勉強のやり方、知識がないときついかもしれないです。
例えば漢字を覚えるときに、10回書いて覚えるんだとみんな言っています。
僕、10回書いて覚えないです。
10回書こうが100回書こうが覚えません。
僕はです。
頭悪いし、あほだから、 英単語も10回書こうが100回書こうか覚えません。
じゃあどうやって覚えるのでしょうか。
漢字、声に出して覚えることができるんです。
その手法知っていますか?
漢字に色をつけることで覚えられるんです。
イメージすることで覚えられるんです。
歌で覚える方法もります。
ラップソングもあります。
その方法、知っていますか?
知らないんです。
みんな、自分がやってきた勉強方法しか知りません。
だから、多彩な勉強方法を知っている人っていう人とその子供、どういう風に学習すれば定着するのかっていうのを考えていくようにしていけばいいのではないかなと思います。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳