皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「息子は発達障害です。息子には、いつ発達障害の告知をした方が良いのでしょうか。」
というものです。
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僕は、子供への発達障害の告知はするべきではない派です。
なぜかと言うと、以前グレーゾーンの男の子で、過去こういうことがありました。
Tくんという男の子ですが、 グレーゾーンでした。
FSIQも確か80前後ぐらいありました。
だから、ほんとに普通というか、グレーゾーンというかアスペ系でした。
アスペルガー系で、ASDというか、高機能自閉症で、考え方に癖があるような子で、 多分、昔の僕と似てるかななんて、思ったりもしました。
僕も、アスペルガーだし、ADHDです。
親には僕はいつも止めます。
もし「告知した方がいいですか」って言われたら、止めるんですけれど、そのお母さん、言っちゃったんです。
母子家庭で 子供がもう中々言うこと聞かなくて、もうゲームばっかりやっていて、どうにかしたいっていうようなことで、結局結論を言っちゃったんです。
「あんたは発達障害だ。だからできないこともたくさんある。だから頑張んなくちゃいけない。」みたいな言い方を確かしてしまいました。
お母さん的には、発達障害だからどうこうっていうより、発達障害だから出来ないことあって当然だけど、それに負けずに頑張ろうみたいなことで言ったそうです。
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でも、そのTくん、最終的にどうしたかと言うと、グレーゾーンだから、やっぱりちょっとは考えられます。
考えられるけれど、そこまで深くは考えられないんです。
結論どうなったかというと、「そうか。俺は障害者なのか。」
要は障害児のことです。
害児とかって、ネットの中のスラムで言われてたりするんですけど、障害者なのかと。
つまり、犯罪を起こす可能性もあるんだなと。
なんだろうな、やっぱり世の中、コロナで減ってきましたけど、凶悪犯罪を犯した人って 発達障害だなんて言われてる時期もありました。
これは障害者なのか。
発達障害って言葉は、ネットで調べればいっぱい出てくるじゃないですか。
重度の子なのか、軽いのかはわからないですけれど。
発達障害ってことは、これから生きていてもいいことねえじゃないか、就職もできないじゃないか。
だから、どうせ就職できないんだから、頑張ったって意味ない。
一生ニートで暮らす、どうせ就職できないんだし。
だから学校行ってもしょうがない。勉強したってしょうがない。
一生ニートで暮らす。
もっと言っちゃえば、どうせ20歳で死ぬから、あとちょっとで死ぬからゲームぐらいやらせろよって言って、言うこと聞かなくなったそうです。
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「車先生、どうしましょう。無理です。 どうしようもできません。」お母さんから相談受けました。
もう、言ってしまったことは引っ込まないです。
しかも、そう思っちゃったら、頑固な子ほどです。
ASD、アスペルガー傾向で、結構、頑固な子もいますよね。
そういう子ほど、もう元に戻らないんです。
だから、僕は大人になってから言われたりもしましたけれど、大人になっても、あんた発達障害だよって言われたら、やっぱりショック受ける人います。
うん、いるんですよ。
だから、僕はもう絶対に言わないって、決めました。
どうしても聞かれて、親御さんが子供について聞いてきた時は言ったりします。
僕は、医師じゃないので、診断はしちゃダメです。
診断はしちゃダメですが、僕はこう思いますよみたいなことを言ったりします。
興味あるんだったら病院に行った方がいいんじゃないですかっていうようなことも含めて、言ったりします。
ぶっちゃけ子供にも大人にも、僕は望んでない人に言う必要はないと思います。
子供自身がいずれ大人になって、20歳超えて、自分で生計立てられるぐらいになってです。
いいですか、ここポイントです!
大人になって、自分の責任は自分で、自立して生計立てられるぐらいになって、そしたら、悩んでたら自分で調べます。
絶対、 俺ってなんでこうなのかなとか、どうすればいいのかなとか。
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同じような境遇の人いるのかな、調べて、そしてその上で、もしかしたらこうじゃないのかな。
それで聞いてきたら、病院に行ったらっていうような、病院で聞いてみたらっていう感じが僕はベストだと思います。
結論、子供に発達障害の告知するべきではありません。
言うのであれば、例えば、「私も忘れっぽいけれど、あなたも忘れっぽいよね」とか、「私も、衝動性強いけれど、あんたも衝動性高いよね」とか、 発達障害とかっていう強いワードを使う必要はないかなって思います。
僕もADHDですが、元々はそそっかしいとか、注意散漫だっていうのはずっと言われてました。
僕、よくぶつかります。
そして、よく転びます。
よく言われていましたが、大失敗してしまいました。
その時に 急がば回れっていう言葉がすごく身に染みて、どんなことでも焦っていいことってないじゃないですか。
焦った結果、大成功しましたっていうのってないと思います。
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急がば回れって、琵琶湖で生まれたと言われています。
琵琶湖に行って、昔、急いで琵琶湖の反対側に行きたい。
じゃあ船に乗って琵琶湖を渡ろうとしました。
そしたら、当時の琵琶湖ってめちゃめちゃ海賊がいて、金品全部奪い取られてしまいました。
だから、時間かかるけれど、琵琶湖を歩いて回った方がいいんだよっていうので、急がば回れっていう言葉が生まれたっていうのをラジオかなんかで聞きました。
めちゃめちゃ落ちてる時期でした。
僕も、なんでこうなんのかななんて思っていましたが、そっかと。
やっぱり僕の人生は、衝動性とか、注意とかって強いから、そこはあれだったんだなっていうので、少し改善したと思います。
少しです。
今、もう予定ブッキングめちゃめちゃあります。
これが、僕自身が経験したことです。
結論は、子供には告知するべきではないということでした。
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いかがでしょうか。
発達障害ラボ
室長 車重徳