皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「子供にWISC4検査を受けさせようと思います。どうすれば良いのでしょうか。」
というものです。
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結論、受けさせれば良いと思います。
以上だと思います。
では、どこでWISC4検査を受けられるのかって言うと、まず1個が教育現場です。
小学校、中学校とかには、必ず市の教育委員会、市教委っていうのがあります。
町立であればね、町教委とか、村立であれば村教委とかってあったりしますが、町教委、村教委は、小さいので、教育研究所を持っていないケースがあります。
市教委とか、区が政令指定都市とかで、区があるところであれば、区教委もあったりします。
それでも東京以外は市教委の方が強いかなと思います。
東京は、市の区がないのであれなんですけれど、市の教育委員会には、教育研究所っていうところがあります。
そこの教育研究所には、心理師さんいます。
その心理士さんにお願いして、WISCをとってもらうことができるという形になります。
新人さんに、WISC取ってもらえますよってことですね。
それで、取った場合は無料です。
だから、デメリットはいっぱいあります。
メリットは、無料です。
さらにメリットとしては、 その心理士さんから、各学校さんには、特別支援コーディネーターっていうものの設置義務があります。
だから、支援級がある、ないに関わらず、特別支援コーディネーターっていうのはいるはずなんです。
任命しなくちゃいけないんです。
発達障がい詳しい詳しくない関係なく、任命されるケースっていうのも、実はあったりします。
何も知らないのに、急にお願いなんて、校長に言われたりするケースやっぱりあるんです。
そのコーディネーターを通じて、お子さんの教育環境を、どのように整えていくのかっていう相談が、なされたりっていうケースがあります。
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デメリットはというと、そもそも各校に1人ずつ心理士さんが割り当てられるとかなくて、何校もあって、その中に心理士さんが週何日か来てるみたいな形になったりします。そう考えると、まず予約が中々取れないっていう自治体もあります。
そうじゃないところもあるとは思います。
ある程度都市部になると、予約が取れないです。
言っちゃえば、WISC取るのに大体2、3ヶ月待ちですみたいなことがあります。
よくあるのが今のタイミングです。
4月から進級するとか、 小学校から中学校上がるとか、そういった切り替えのタイミングってなおさら多いです。
春休みも多いです。
あと、夏休みとかも結構来たりします。
だから2、3か月待ちになります。
さらに検査したら検査結果を受け取るまでに2、3週間かかります。
そもそも受け取れないで、口頭の説明のみの場合もあります。
これも自治体によって違います。
どことは言わないですけど、東京のとある区の研究所とかは、検査結果は渡せません。
今から口頭で言うので、メモしてくださいって言われて、走り書きみたいな形で検査結果を書いているお母さんもいました。
そんな自治体もあるんですよね。
だから、それはもう、その区とか市の教育方針によって変わるので、指導方針によって変わります。
なので、検査結果がもらえない場合があるという形です。
だから、ちょっとだけ見せるので、すぐメモしてくださいとか、そういうケースもあります。
それは市によって違います。
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そして、次はクリニックです。
お金はちょっとかかります。
3割負担なので、ちょっとだけかかります。
WISC4検査は診療点数450点です。
何を調べるかによって変わるんですが、1番安い血液検査だと80点かと思います。
レントゲンが確か1枚で170点とかです。
検査だけではなく、初診、再診とか、その他処置とかって、かかったりするので、もう少し点数的には上がるとは思います。
クリニックで、医療機関でWISCを取ることができますが、ただ、パッと行ってパッと取りますっていうのはまずないです。
しっかり予約をして、何回か診察してから、WISC取るなんて流れになるので、クリニックでも混んでいるところは、2、3ヶ月待ちます。
クリニックで違います。
早いところは、1ヶ月ぐらいで取れたりするっていう話も聞いてます。
そして、クリニックでも、1度取ったら、結果受け取れるのは、2,3週間後という形になります。
その時に、紙ベースでもらえたりしますが、どこまで書かれているのかっていうのも、そのクリニックによって違います。
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あとは心理士さんの腕前によってになります。
もう何言ってんのかわかんない心理士さんもいます。
別にディスるわけじゃないです。
なぜかと言うと、臨床心理士とかの大学院の授業の中で、WISC4検査の所見の書き方って習っていないのは知っています。
実際、僕自身、全部の指定大学院に関わってたわけではないですが、僕が関わっていたところは教えていないです。
検査の仕方を教えても、所見の書き方って教えないです。
また、 診療機関によって違います。
日本文化科学者のCDROM使っているところであれば、ある程度、決まった形式にはなりますが、そうじゃないところもたくさんあります。
なので、発達障がいラボは、独自で、細かく知りたいことがわかるような形を取ったりはしています。
主訴に応じた形で、内容書いていたりもします。
だから、クリニックとかで取ると、お金はかかります。
検査結果も、診断書と同じでお金取られるとかもあります。
だから、検査結果込みの値段ではなかったりするっていうのもあります。
検査するのは450点、結果もらうのは、またお金かかるっていうところもありますし、くれるところもあります。
これもクリニックによって違います。
診断書、安いところは、3000~3500円とか、高いところは5000円とかです。
もっと高いところは、8000円なんていうところもありました。
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あとは、 比較的早く取れて、結果も早く受け取れるっていう民間の団体です。
発達障がいラボもそうですが、他にもあります。
そういうところは、比較的早く取れて、結果も早く受け取れる、検査結果もめちゃめちゃ詳しくフィードバックしてくれるっていうようなところ。これが民間になります。
だけど、料金は上がります。
クリニックではないので、診療報酬も取れないし料金は上がります。
だから、もう何を選ぶかによって変わります。
しかも、多分、少ないとは思いますが、発達障がいラボは自宅に、訪問させていただいて、検査とっています。
その理由は、発達障害とかグレーゾーンの子って、初めての場所に行って、初めて会う人、その人と会うだけで緊張しちゃって、本来持ってるパーソナリティを出せない子ってやっぱりいます。
大人でもそうですよね。
初めての場所行ったら、めちゃめちゃ緊張して、なんか何やってるかわかんないことあるじゃないですか。
初めての職場に連れて行かれました、何するんですか、よくわからない。
どうすればいいかわからない。
手の抜き方もわからなくて、どっと疲れて帰る、なんてことは転職したての頃とかって、やっぱりあると思います。
子供も一緒というか、もっと重い子というか、強い子はね、初めての場所とかで、中々本来もっている素晴らしい能力も発揮できないケースもあります。
それで、自宅のリビングだったら、落ち着いてるよねっていうので、ご自宅に伺わさせ ていただいて、リビングで、WISC4検査を取るっていうことをやったりとかしています。その代わりです。
リビングで検査とるときは、 小さくても4人がけ、なるべく6人がけぐらいの机、食卓テーブルで行います。
テーブルの上に、何も置かないでください。
調味料出しっぱなしのご家庭もあるので締まってくださいっていう形で、検査をしたりしています。
場合によっては、向きを変えたりもします。
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それは、WISC4検査の取り方研修で、詳しくやります。
また、お母さん、お父さんは、別のお部屋、または、別の階、別のお部屋にいてくださいっていうような形を取ったりしています。
そうすると、少しでもリラックスして受けられるかなと思います。
初めての場所行って、初めての人に会って、僕みたいな知らないおっさんが目の前座ってたら、普通恐怖ですよね。
「なんなんだこのおっさん」っていうところからスタートするので、ちょっときついよね。
「今から何されるんだ私は」なんてところから僕はいつもスタートしています。
僕、検査は過去取れませんでしたとか、1回で終わりませんでしたっていうのは0なんです。
それなりのテクニックはあるんじゃないかなとは、自負はしているんですけど、回数も多いですからね。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳