皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「WISC検査やWAIS検査を受けた際、結果がもらえないのはなぜでしょうか。」
というものです。
★
まず、検査結果は必ず渡さなくちゃいけないっていう決まりはないんです。
だから、渡すところ、渡せないところがあるっていう形です。
まず、病院、クリニックで言えば、検査結果もらえるっていうのは稀です。
くれるところもあると思います。
なぜかというと、診断書と同じ扱いなんです。
なので、診断書って言わないとくれないですよね。
しかも、その診断書とかも有料です。
その、クリニックによって形式って違います。
それと似たようなものです。
その代わり、アセスメント、フィードバックの時に、心理士さんもしくは、クリニックであれば医者がわかりやすく説明してくださいっていう形になります。
例えば、レントゲン撮って、レントゲン写真持って帰るかっていうと、持って帰んないよねって話と一緒です。
では、クリニック以外でとったらどうなのでしょうか。
例えば、学校関係、教育研究所とかで撮った場合どうなのっていうと、それももらえないところも結構あります。
もらえてる人います。
私もらえましたって方もいますが、それはラッキーです。
結構もらえないです。
だから、よくあるのが、これ、今から口頭で言うんで、 それをすぐ書き写してくださいと、メモしてくださいとか、これチラ見して、書き写してくださいっていうのはあります。
★
それは、その、教育研究所というか、市とか区の指針です。
要はトップ層が渡さないと、そう判断したってことです。
まず1個は、 WISCを作っている日本文化科学者でも、まず下の位という下位検査。
僕はもう、説明していますが、VCIであれば、類似、単語、理解とか、PRIで言えば積み木模様、絵の概念、行列推理とか、WMIで言えば、数唱、語音数列とか、 PSIで言えば符号、記号探しとか、そういった下位検査の結果は渡しちゃダメです。
その代わり、指標得点はいいと言っています。
要は、VCIとかPRIとかWMIとかPSIとかの指標得点の数値をわかりやすい言葉で説明してくださいねっていうふうに、検査を作ってる日本文化科学者が言っています。
わかりやすい説明とは言っても、大学院でそのわかりやすい説明の仕方を教わっているわけではありません。
臨床心理士の大学院で、僕は全部の大学院に関わってたわけじゃなく、一部しか関わっていませんが、そういうのがあまりありませんといこうことです。
まずは、検査結果はデフォルトとして、下検査は渡さない。
でも、指標得点は渡してもよい。
指標得点すら渡さないところもあります。
それってなんなのでしょうか。
★
それは、その場所の考え方というか、その機関の考え方という形にやっぱりなります。
だから、発達障がいラボでは、必ず受けた方に渡しています。
そして、こんなのまでもらえるんですかっていうのまで渡してます。
検査の見方っていうのも渡してます。
だから何の説明もないのかっていうと、説明もします。
しかも1時間かけて説明もします。
でも、有料です。
検査を取ると、その検査の出張費も合わせて、全部料金込み込みにはなります。
費用はかかります。
でも、 どこでももらえないようなものも合わせて、渡します。
それが他との違いかなっていうところです
なので、どこも一長一短があると思っていただいていいのかなと思います。
だから、もうほぼほぼ無料で検査受けたいって言うんだったら、学校関係で受けるのが無料に近い形で受けられるかなとは思います。
でも、学校関係とかで受けると、教育研究所で受けることになるので、検査結果もらえないことが多いです。
もらえるところも確かにあります。
★
だから、もらえるところに当たったらラッキーと思ってください。
もらえるところもあります。
それはラッキーです。
そんな風にまず思ってください。
そして次、もう少し安いところだと、病院、クリニックで受けるっていう方法があります 。
病院、クリニックとかだと、検査結果もらえるところがもう少し増えます。
もう少し増えます。
でも、それでももらえないところがあります。
発達障がいラボでは、必ず渡しています。
全ての方に必ず渡してます。
でも、渡してない機関があるのを知っています。
どことは言わないです。
だから、検査結果をちゃんともらえるのかどうかっていうのを聞いた上で、どうしても検査結果必要であれば、検査結果もらえるところで受けるのは、僕はありじゃないのかなとは思います。
それで判断するっていうのも僕はありだと思います。
あくまで僕の考えです。
教えてくれないところもあります。
賭けです。
★
しかし、WISC検査は1度取ったら原則2年間は取れないんです。
なぜ、検査結果渡さないかっていうと、情報漏洩がメインだと思いますが、ただ、一部の検査機関においては、 明らかに検査結果の所見が間違ってたっていう例を僕はいくつも見ています。
もう所見、解釈が間違っていました。
もう、その心理士の責任です。
そういうのは。僕がもし、そこの検査機関のトップだったら、検査渡さないってやります。
うちの場合は、全部僕はチェックしてます。
僕は全部書いてたりもします。
他の人が検査してもです。
だから、まず間違いは100%ないです。
僕は酔っぱらってて、思考能力なかったら間違えるかもしれません。
でも、そんな時、仕事しません。
そもそもお酒飲まないです。
いかがでしょうか。
★
発達障害ラボ
室長 車重徳