皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「うちの子のWISCはWMIだけが非常に高いです。発達障がいなんでしょうか。」
というものです。
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まず、発達障害かどうかの診断っていうのはお医者さんしかできません。
結論、発達障害ではないと思います。
僕はですね、ないと思うという形でお願いします。
あくまで僕はですね、心理士で医師ではないので、ちゃんとした診断はできないけれど、という前置きをお願いします。
WMIだけ生かした学習方法って、耳を使って全部入れましょうということです。
耳使って入れて、例えば漢字とかであれば、まず読めないと書けないんですね。
だから、読むが先に行きます。
読めないと書けない。
どうやって覚えんのって言うと、要は声に出して、口に出して覚えるか、誰かが言ってることを聞くしかないんですね。
漢字とか、そういったものも言うだけで書けます。
言うだけで書けます。
例えば、詩ですね。
ポエムの方の詩であれば、ごんべんに寺だから 寺の住職が言っている詩みたいな形で言うとか、声に出して覚えるっていうのは、昔から使われてることで、 例えば九九覚えるときに、いんいちがいち、いんにがに、いんさんがさんとかって、声に出して覚えてたと思います。
なんで声に出すのかっていうと、 声に出すことによって、自分の耳で、その自分の声を聞いているということになるんです。
声に出すっていうのは、言って覚えるケースっていうのもあるんですが、それは音韻で覚えちゃうので、間違うことが多いです。
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だから、耳で聞いて覚えるんです。
実は音韻だけで覚えちゃってる人っていうのは、同じ母音は間違いが起こりやすいんです。
例えば、 母音のいって数字多いんです。
例えば、しちししじゅうしちみたいな、しちしちしちじゅうくみたいなような形で、もう全部、今の違うと思うんですが、母音いなんです。
で、4とか8とか、全部母音いじゃないですか。
なら、聞きにくいし、言いにくいんです。
だから、母音が同じだと、やっぱり間違えたりするんです。
なので、基本的には 声に出して、自分の声を自分の耳で聞いて言うという形で、覚えてたと思うんです。
ただ、視覚認知が強い人は、フラッシュカードで覚えたりとかっていうのがあると思うんですが、そうじゃない人は声に出して覚える。
その声に出して覚えるのも、メロディーとかリズムとかがついてる方が覚えやすいです。
だから、九九の歌だけではなく、都道府県の歌、県庁所在地の歌、理科ソングとか社会科ソングみたいなものって今あるんですよ。
youtubeとかにも上がってると思うので、気になる人は見てみてください。
そういう形で、覚えた方が記憶の定着力は高まります。
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なので、WMI高いのであれば、それをひたすら聞きながら覚える。
なるべくであれば、聞きながらブツブツ、ブツブツ自分でも言いながら覚える。
これが効果的です。
だから、ウォーキングしながらとかいいです。
僕とか、聴覚認知もあんまり強くなくて、もう視覚の反復でみんな入れちゃうタイプなんです。
だから、 よく街歩きながらでも、単語帳とかもブツブツ、ブツブツ言いながら覚えてるっていうのがあったんです。
僕自身それで覚えていました。
だけど、ぶっちゃけ市街地は信号もあるし、車通るし、危ないです。
なので、公園とか、川沿いの土手とか、 そういったところを、なんか学習用のものを聞きながら歩くねっていうのは僕はあるんじゃないかなと思うんです。
だから、机に向かって学習するだけは僕は勉強ではないと思うんです。
覚えるということに関しては、ブツブツ、ブツブツ言いながら土手を歩くの方が僕は記憶の定着高まると思いますし、脳の活性化としては、実は 下半身を使ってた方が、何かしら運動していた方が、脳の血流が早まるんです。
脳の血流が早まる、要は高まれば記憶って上がるんです。
それは臨床的な、検査でも明らかになっています。
なので、運動しながら記憶するとか、歩きながら覚えるっていうのはありです。
はっきり言ってありです。
ただ、みんなやらないのは、字が動いて読みづらいとか、危ないとかね、そういうことでやらないんだし、 昔から歩きながらは危ないし、机の上でなんていう、なんか誰が考えたかわかんないんですけど、それが定着しきっちゃってるんです。
ぶっちゃけ、歩きながら、動きながら、聞きながら学習ありです。
大人でも僕、移動時間ってほぼほぼvoicy聞いて学習はしてるんですけれど、 amazonオーディブルって言って、本を読む時間ない人は耳で聴く読書です。
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要は本を読むって、邪魔じゃないですか。
しかも、やっぱ眠くなっちゃう人とかいるんです。
その本の内容を言葉で喋ってくれるんです。
僕は結構使ってます。
家で、何か作業しながらも、聞きながら作業したりします。
オーディオで聞きながら作業したりっていうのあるんです。
そうすると、移動時間とか、例えば運転中とかでも効率よく本を読むことができます。
本を聞くですけれど、できるんですね。
なので、大人になってからでも、WMI活かした活用っていうのはありだし、どんどん広がっていくんではないのかなと思います。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳