皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「WISC4の問題の制度基準は、平均の子たちに合わせた作りになっているのでしょうか。
問題の後半に行くほど難しくなるのは、発達段階に応じた問題になっているということですか。」
というものです。
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WISC4の問題の正当基準は、平均の子たちに合わせた作りです。
平均の子たちっていうか、そもそもあれは分布曲線に則った形で、要は統計処理をかけた形での知能レベルに従っています。
だから、知能です。
どっちかっていうと発達っていうよりは知能です。
発達段階と知能段階って、同じ形かなとは思いますが、若干ずれるんですけれど、知能です。
だから、何パーセントの人がどれだけ正解すると知能はこれぐらいっていうようなもう統計っていうのがもう出てるんです。
よくよく言われる。
ここだけ、要は95%だと、こっからここまでだよとか、68パーセントだとこっからここまでだよとかって、基準でも出ています。
それはもう正規分布曲線上の標準偏差に基づいたものになります。
なので、後半に行くほど、当然問題は難しくなるっていうのは、知能ベースが上がれば、
IQがあとここまでできるよねっていう考え方です。
IQいくつだとここまでできるよね。
そういう考え方なんです。
大丈夫ですか。
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もう1個、ご質問いただいていて、それが類似や行列推理でマニュアル通りの回答がありますが、見方を変えれば、aが正当とされているけれど、bの回答の方が正しいのではないかとモヤモヤしてしまいますと。
当然、行列推理とか、特に絵の概念とかは、選択式なんです。
番号があって、その番号から選ぶっていうやつです。
なので、ぶっちゃけ見方によってはっていうのはあるかなとは思います。
特に、類似もです。
マイノリティ、マジョリティっていう考え方って、僕、研修で言ってると思うんです。
基本的には、マイノリティ、マジョリティの考え方なんです。
だから、aの回答より、bの回答がなんて思ったとしても、そこは、aの解答がほぼほぼだよっていうマジョリティーだよねって話です。
なので、大多数がaの回答を選ぶ。
その%っていうのが、どんどん変わっていきます。
だから、IQが上がるにつれて、この回答を選ぶ人、例えば、IQが高い人ほど、この回答を選ぶよっていうような形になっていくんです。
それがIQの組み立てパターンになります。
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発達段階っていうより、知能指数に応じて、その正規分布曲線に則った形でっていうのは、まず1つです。
あともう1個です。
もう1個としては、マイノリティ、マジョリティという考え方です。
大多数の人はこの回答を選ぶよねっていうような考え方だと思っていただければと思います。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳