315【WISC4検査】#189 WISC4検査のVCIが高いとどんなお仕事が向いているのでしょうか。

皆さん、こんにちは。

 

発達障害ラボ室長の車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

WISC4検査において、VCIの高い子はどんなお仕事が将来的に向いているのでしょうか。また、PSIの低い子はどんなお仕事が向いているのでしょうか。」

 

というものです。       

 

 

 

 

VCIの高い子っていうのは、言語発達が優位なんです。

どれぐらい高いかっていうのがあるんですが、過去に僕がWISCトップ中だと、 VCIが例えば130とか超えてるような子、130超えると、理論値上は全体の2.2%以下になるんです。

2.2%以下ってことは、もう大学の偏差値で考えると相当上位になるんです。

早期上位ぐらいになったりするはずなんです。

一応IQではです。

アンダーチーバーっていうのもあって、IQ高くても勉強できないってこともあるんで、あくまで参考にしてください。

VCI高すぎる子っていうか高い人が将来どうしていたか。

 

まず、法曹系に行きました。

弁護士です。

結論は、弁護士、行政書士、司法書士。

弁護士資格取った方が何人かいます。

その方は、その他のことがからっきしダメでWAISとったんです。

そしたら結果VCIでめちゃめちゃ高いみたいな形で弁護士になりました。

大学も多分、文章書くのは、あれはもうテクニックですので、ある程度できるのであれば大学行けるはずです。

大学も問題ないです。

なので、そういったお仕事、言語を司るお仕事ですね。

 

 

 

 

本を書いてもいいし、営業マンとかでもいいと思います。

言葉が多分ちゃんと出てくると思うので、それ以外の礼儀とかももうSSTなんです。

理想なのは相手の、場の空気読んだり、相手の気持ちを推察するようなPRIが高いと、より営業マンにはなれます。

たまにいます。

相手の状況とか考えずに、もう自分の言いたいことだけガンガン押し打ってくる営業マンっています。

だからそれでも、売れればいいと思います。

まあ、空気読めようが、読めなかろうがですよね。

営業マンとして、VCI高ければガンガン売っていくっていうのはありかなと思います。

 

あと、PSIです。

処理速度指標っていうのが高いと、どういったお仕事が向いているのかというと、2つあります。

まず微細動作っていう細かい作業ができるのか、または素材動作、体全体を使う動作だけなのかっていうところに分かれたりします。

まず作業スピード早いのであれば、そういった今色んなこと役立つと思います。

前に、調理かなんかで例題出したと思うんですが、PSI低ければ、例えば調理で考えます。

PSIって処理速度だけじゃなくて同時処理も一緒に考えていきます。

 

 

 

 

だから、例えば中華料理、中華料理の厨房って同時処理なんです。

要は、餃子を焼いて蓋しておきながら、お水じゃーってやって、蓋しておきながら、隣でチャーハン炒めてる横でラーメンを茹でてみたいな感じです。

チャーハン炒めてるけれど、ラーメン茹で上がったラーメン取り出さないといけないみたいな。

すぐチャーハン炒めつつ餃子ひっくり返すみたいな。

その間にチャーハンのスープも作るみたいな感じです。

もう全部同時処理です。

 

だから、PSI低いと同時処理も作業スピードも低くて難しいんです。

PSIが高ければそういったのができると思います。

じゃあ、PSIが低い場合どうするのかっていうと、料理で考えると、ゆっくりでいい仕事ってあるよねって話です。

 

例えば、フレンチのシェフとか、 懐石料理みたいなものだと、懐石料理なんてもうあらかじめ作っとくもんじゃないですか。

なのでゆっくり、ある程度時間かけて1つずつ作れるんであればそれが向いてるし、 パティシエとかもいいです。

いちごケーキ作ってる横で、チーズケーキ作って、なんかプリン作ってとかってやんないじゃないですか。

基本的にはもうショートケーキはショートケーキだけ焼きます。

1個ずつ進むと思うんです。

だから、同時処理が低くても、多分なんとかなるんです。

クリスマス前とかは多分相当忙しいと思うんですが、そうじゃないはずなんです。

なので、言ってしまえばパティシエとか、そういったのもPSIが高い低いによって考えられます。

 

 

 

 

逆に、空間認識です。

どれもPSIが必要だったりするんですけれど、例えば、髪切る美容師さん。

美容師さんも、10分間の1000円カットみたいなもんだったら、PSI、作業スピードが早い方がいいけれど、逆に、お客さんとのトークを楽しみながらゆっくりカットするおしゃれな美容院とかあるじゃないですか。

であれば、あまりにちんたらしてたらあれですけれど、どっちかって言うと、会話とかリラックスを売りにしてる、そういった高級美容室みたいのもあるとは思います。

 

であれば、どっちかっていうとPSIそんなに高くなくてよくて、 PRIの方は必要かもしれないです。

女性のお客さん、どっちかっていうと喋りたい人が多いと思うので、聞き上手になればいいので、逆にPSI低くてもいいかもしれないです。

だって、言えばスッキリするのであれば、逆にこっちが喋っちゃったら、お客さん言いたいこと言えなくて不満に思う可能性があります。

聞き上手になればオッケーということになります。

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

発達障害ラボ

室長 車重徳

 

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