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324【人間関係】#198 うちの子は嫌なことはしません。どうしたら良いのでしょうか。

皆さん、こんにちは。

 

発達障害ラボ室長の車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

「うちの子は、嫌なことはやりません。どうしたら良いのでしょうか

 

というものです。       

 

 

 

 

嫌なことから逃げてしまう、嫌なことはやらないってことですね。

結論言うと、普通です。

僕も嫌なことやりません。

多分、僕の部屋見たら驚くと思います。

こんなところに住んでいるのっていうか、もう本とか書類とか超溢れています。

もう片付けできないんです。

そういう人間です。

 

整理整頓も苦手っていいのかな、できない人間です。

やらないというか、やれないというか、性格というか性質なんですよね。

人によっては、嫌なこと、めんどくさいことから先に片付けようなんていう人もいるんですが、それって多分、どこかで 先に片付けた方が楽だよねとかいいよっていうよう暗示をかけられてるはずなんです。

こうなるとこうなるよみたいな暗示が大事です。

 

例えば、朝出る時に空に虹かかってたら幸せな気持ちになるよとか。

もう1番簡単なところで言うと、朝、テレビつけて、その占いで、今日の運勢第1位が自分だったら、なんかちょっと幸せな気分になるじゃないですか。

そんな形で、やっぱり暗示があるんです。

 

 

 

 

その時に、嫌なことから片付けるとこんなメリットがあるよ。

例えば、 宿題やりたくない、先に遊びに行きたいってなる。

でも、宿題を先に片付けると、こういうメリットがあるよっていう暗示をかける。

その暗示によって、子供の行動が変わるケースっていうのもあるんです。

それは大人も一緒のはずなんです。

 

なんで大人が一緒かと言うと、朝、テレビをつけてやっていた占いで1位だったらラッキーって思っちゃうように。または、血液型占いで1位だったら嬉しいってなると思います。暗示だと思います。

ぶっちゃけ、嫌なことを後回しにする、しないっていうのは、性格なんです。

知能ではなく、性格なんです。

その性格は、暗示によって変えられるんです。

 

そこを考えていくと、どういう暗示をかけていきますかっていうことを考えていかざる負えないっていうのが、まず1つです。

次は、嫌なことを嫌だっていうふうに認識するから、できないっていうのがあるんです。

要は、お勉強でまた言うと、学校の勉強において、成績いい人、例えば高校受験でも、トップ校に受かる人って、英単語覚えるとか漢字覚えるって、勉強じゃないって言うんです。

あれって、単語帳を移動中、または電車の中とかで、ひっきりなしに見ている、勉強じゃないよねって話です。

 

勉強じゃないんですよ。

勉強っていうのは、何か考えたりとか、読んだりして、自分の考えまとめたりとか、それが勉強だよねっていう認識なんです。

だから、勉強苦手な多くの人が、覚えることって、「覚えなくちゃいけない、やだ、辛い、つまんない」っていう風になるから、負のバイアスかかって、または、記憶ってプラスイメージの感情でないと定着しにくいですよっていうところがあるので、定着しないっていうのがあるんです。

 

 

 

 

でも、それが無の感情にしちゃえば、定着するんです。

辛いとか、苦しいとか、つまんないとか、やりたくないとか、それをなくしちゃえば、記憶するんです。

だから、 何か、そのやらなくちゃいけないことを、嫌なことから逃げるとか、嫌なことをやらないっていうのも、嫌という感情を排除してフラットにできるかです。

例えば、朝起きて、または夜寝る前に歯磨くと思います。

 

歯磨くときにめちゃくちゃ疲れていれば、なんかもう疲れた辛いってなるかもしれないんですが、特に朝起きた直後って、辛い眠いっていうより、なんかもう無じゃないですか。

1日のルーチンの中で、起きたら洗面台にいて、顔洗って歯磨いてってやる。

それってルーチンなんです。

そこに落とし込むことができれば、感情を無にできます。

ルーチンって、3の倍数で、3週間、3か月みたいな形で、3の倍数を定着させれば、無の中で、ルーチンとして、体が覚えていく可能性っていうのがやっぱりあるんです。

 

そこに落とし込めるかどうかっていうのを、考えていくのも1つなのではないのかなというとこです。

そのために暗示をかけるんです。

何をするとラッキーなことあるよ。

何するといいことあるよっていうような形の暗示をかけている。

その暗示によって、子供が動く。

 

そして、体に定着させるなんていうことを考えてみてもいいのかなと思います。

あとは、困らなければ動かないっていうところもあると思うので、もうしょうがないです。

この前の忘れ物か何かでお伝えしたんですけれど、 本人がほんとに困らないと変わらないです。

困ってないんですよ。

困ってないから変わらない。

 

 

 

 

例えば、歯磨くのめんどくさい、めんどくさい、めんどくさいっていう子がいました。

虫歯になって痛い思いを、何度かして初めて、歯は磨かないと痛い目にあうんだっていうのが分かるみたいな感じです。

虫歯に会わなかったらわかんないじゃないですか。

あとやっぱり、発達障害の子でいたのが、乳歯はどうせ抜けて永久歯になる。

だから乳歯は磨かなくていい。

永久歯だけ磨けばいいっていう子いました。

 

まあまあコスパがいいのか、浅はかなのかわかんないですけどね。

確かに一理あるよねっていうか、 そういう風に考える子いるよねと思いました。

ただ、乳歯でも痛いんです。

そして、そもそも歯茎が小学生からすり減っちゃったら、永久歯生えようが歯グラグラじゃんって話です。

 

これってその時その痛い目見ないとわかんないんですよね。

だから、ある程度言って、ダメだったら、もうしょうがない。

もう本人の、自分の責任っていう形を取らざる負えないかなと思います。

それは、自分で考える能力がある子であればです。

ただ、障害が重めで自分で考えることができない子であれば、やっぱり、教えてあげる必要があるのかなと思います。

 

 

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

発達障害ラボ

 

室長 車重徳

 

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