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328【発達障がい】#202 うちの子は発達障がいです。将来が心配でなりません。

皆さん、こんにちは。

 

発達障害ラボ室長の車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

「我が子は、発達障害です。子供のことが心配でなりません。どうしたら良いのでしょうか。」

 

というものです。       

 

 

 

 

発達障害を抱えていれば、この先、皆さんが考えるのは、この子は、1人でやっていけるのか、1人で生きていけるのか。

生きていくためには、お金を稼がなくちゃいけない。

お金を稼ぐことができるのかっていう風に、ご心配の方も、多いんじゃないのかなとは思います。

僕知っている中で、うちの子はちょっと障がい強めだと、1人では絶対生きていけないであろう。

要は働くことができないだろうと思って、子供に何か残していけないか。

 

そこで、アパートを1棟まるっと買っちゃった方いました。

アパート1棟まるっと買っちゃって、それで家賃収入を得ましょうみたいな、家賃収入得て、子供が食ってければいいんじゃないかみたいなことをやったご家庭ありました。

1番すごいのが家賃収入です。

 

お母さんが仕事を辞めて、私がアパートの掃除とか、要は管理会社任せずです。

私が、なんか日中、ゴミだとかそういったことの作業しているので、大変ですみたいな感じでした。

草刈りとかも私やってるんですとかって言っていました。

何人ぐらい入居するアパートなのかわかんないですけれど、ワンルームで5万円かな、15万円とかだったらどれぐらいなのでしょうか。

 

4世帯入れば、20万ぐらいでしょうか。

20万だと、生きていけないわけじゃないけれど、まあまあ、ギリギリかなっていう感じですかね。

それが、もしね、6世帯とかであれば、30万かな。

すごいですね。

 

 

 

 

子供のやれることを増やすっていうのが、まず1つなんです。

あと、 絶対あるのが、自己肯定感は上げないとダメです。

発達障害ある、ない、どれぐらいの重さかわかんないですけれど、 自己肯定感を上げるに越したことはないです。

学校でお勉強してること、したことと、この先、社会で経験することってやっぱ違うじゃないですか。

それは学校で勉強したことが役に立たないとかではないです。

学校の勉強大事です。

要はなんで大事かって言うと、知能をあげるために大事なんです。

 

よくあるのが、社会に出たら方程式使えないからやる必要ないとか、海外に行かないから英語必要ないとか、そうじゃないんです。

知能をあげることが大事なんです。

知能をあげるために言語能力を上げる、一般常識をあげるとかなんです。

算数的な、数学的なものの思考っていうのは、PRI(知覚推理指標)を上げるんです。

そこが必要なんです。

 

 

 

 

だから、知能を上げるためにやるべきことを増やすっていうことになります。

だから、学校でしっかり、取り組むっていうのは大事です。

そうは言っても、やっぱり不安って拭えないと思うんです。

だけれど、不安になってもしょうがない。

よくあるのが、子供の手を引っ張って、親がどんどん、どんどん先進もうとする方がいます。 そうやっちゃう気持ちはわかります。

あと、子供が転んだらすぐ駆け寄って立ち直らせてあげるとかっていうようなことをやってる親もいます。

だけれどです。

 

例えば、親という漢字を思い浮かべてください。

親ってどう書くかっていうと、木を書いて、その上に立つを書くんです。

右側に見ると書くと、親は木の上に立って、子供を見守る存在ということで、その漢字生まれてるんです。

木の上に立って子供を見守る。

だから、子供のそばにいて、手を引っ張るのが親じゃないんです。

常に子供の後ろにいて、子供を押し続けるのも親じゃないんです。

 

ある程度できるようになった前提にはなりますが、子供が、前に進めるような前提になねなった状況にはなりますが、 木の上に立つ。

だから、1歩離れた場所で、高いところから復活して、子供の方向性を見守ってあげる。

これが親の役割なんです。

だから、全然前に進めないんだったら、進ませなくちゃいけない。

励ますコーチングなのか、押すのが必要な時あるかもしれない。

でも、それが親の仕事ではないんです。

 

 

 

 

それをやったとしても、結局それは、誰か違う人にバトンタッチしなければいけないです。

押したり、サポートしたり、コーチングしたりで、誰か他の人に、やっぱり、バトンタッチする。

親は最終的には子供だけではなく、その状況もひっくるめて俯瞰して見守るなんです。

親がやるべきことはです。

ただ、にっちもさっちも行かないような状況になったら、見守るだけじゃなくて、近づいて助けることもいるかもしれない。

 

だけど、理想は、その子が誰のどんな力を借りれば、救われるのか、助けられるのかっていう環境調整をしていってあげる。

これが僕は親の仕事なのかなと思うんです。

環境調整ですね。

 

なぜかって言うと、何もかも親に頼りきりの子が30なっても40なっても、親に頼りきりの子、どうですかって話です。

そうじゃないですよね。

何か困ったことがあったら、最終的には、親に頼らずに誰に頼ればいいのかを自分で見つけ出す。

または、その人にも、その人に助けてもらいながら、今、困難な局面にぶち当たってるんであれば、その困難な局面を乗り越えていく、そのスキルを身につけることだと思うんです。

 

なので、悩んでる方や、今前に進めてない子供の状況なのであればしょうがないんですが、どこかで、子供というか、親は、子供に対して、木の上に立って見守るっていうようなことを、考えていっていただければいいのかなとは思います。

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

発達障害ラボ

室長 車重徳

 

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