皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「子供とどのように関わっていけばよいのかわかりません。 困ってます。助けてください。」
というものです。
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さて、子供とどのように関わっていけばよいのか。
非常に難しいですね。
多くの親御さんがやっぱり悩んでるんじゃないのかなとは思います。
結論、難しいです。
自分を取り繕ったとしても、違う人間を演じたとしても、多分どこかでボロ出ます。
または、疲れちゃいます。
例えば、職場にいる自分と家にいる自分とか、仲いいお友達といる自分って、みんな違うと思うんです。
もしそれを演じているんであれば、一生続く、24時間365日続くと思ったらきつくないですかって話です。
僕とかは基本的にあんまり作るっていうのはないんですが、家にいるときはもう僕、だらんだらんです。
もうダメ人間の極地ですね。
いつまででも寝てますし、家から1本も出なくてももっと平気な人間なので、ダメですね。もうダメな人間なんですけれど。
だから無理やり、外に出るようにはしてるんですけど、今でもたまにそれはきついななんて思うんですが、生活だけにからわず、やっぱ全然違うんです。
結構すごい人とかにしっかりしてるなんて、僕思われたりするんですが、全くそんなことないダメ人間なんですが、やっぱり外に出ている自分って違うふうに見えているんです。
見せてるのか、それは無意識的なところなんです。
でも、ずっとそれだと、やっぱり疲れちゃうんです。
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子供に対して、何か違う人を演じようとか、こうなろうと思って、動くのはいいことです。いいことなんですが、やっぱり無理がある自分っていうのは続かないです。
じゃあ、どうすればいいのか。
極論、素でいいです。
だけれど、です。
それが、なんかうまくいかないとか、辛いようであれば、人の手を借りるしかないです。
もしどうしてもきついのであれば、やっぱ人の手を借りるっていうのがベストです。
以前、お伝えした内容もそうなんですが、1人で抱え込まない。
もう親は教育のプロじゃないよねって話です。
親が教育のプロであれば別なんですけれど、僕はそうじゃないと思うんです。
失礼な話かもしれないですが、1000人も2000人も子供を見て、子供をしっかり育て上げたっていうのであればいいと思うんですが、子供が1人だったら初めての経験だし、
2人でも、子供って1人1人、性格、性質、特質、みんな違うじゃないですか。
長男ではこれやってうまくいったのに、次男では全然無理だっていうことってあると思うんです。
そう考えると、自分のやってるやり方が通用しないなんていうことって、僕はざらにあると思うんです。
どうしたらいいかわからないで、やり方が10個も20個もわかってるんだったらいいんですけど、それってきついと思うんです。
僕だってそんな知らないです。
そう考えるとです。
そう考えると、人の手を借りましょう。
どういうことかって言うと、この前もお伝えした子供はもう0歳から預けてもいいんです。たくさん人の手借りちゃいましょう。
子供と長く接しないと愛着が生まれないとかっていうのはないです。
親はいつまで経っても親なんです。
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悲しいけれど、虐待されたって親なんです。
虐待された子が言っていました。
僕も、何人か会っていますけれど、私が悪いからいけないのって言っていました。
勉強できないとお母さんに定規で叩かれて、腕を真っ赤に腫らした子が、先生、私だけ勉強できないんだ。
だからお母さんに叩かれる。
私が勉強できるようになれば、きっとお母さん叩かないと思う。
その子は言っていました。
そんな女の子の勉強の、指導してた時もあります。
でも、僕は親に言っちゃいました。
やめてくれって。
親が子供を叩くのはおかしいって、やめてくれって言っちゃいました。
僕は、なんとかするからって言ったんですが、 やっぱり、どうにもならなかった過去っていうのがあります。
要は、勉強がある程度のところまで行くんですけれど、そこから行かなかったっていうのもあります。
また、虐待始まったってのもあります。
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親は、いつまでたっても親なんです。
どういう状況になろうが、親だから、どうしても苦しかったら、離れるっていうのが1つです。
その離れるっていうのも、幼稚園、保育園に預けるのもいいし、小学校行ってるんであれば、習い事行かせる。
習い事が、難しいのであれば、学童に行かせる。
学童はそんな高くないじゃないですか。
もし、年齢がいくつかわかんないんですけど、結構、育ってきているんであれば、お金どれぐらいあるかあれなんですけど、塾に行かせるとか、グレーゾーンであれば、なんだったら、うまくいかせて、放課後等デイサービスに預ける。
お勉強とか、宿題中心に見てくれるところも今あるんです。
運動中心のところもあります。
だから、お子さんがどういう状況か分かんないんですけど、お子さんのお困り度をうまく使って、受給者証を手に入れて、放デイに通うっていうのもありです。
または、年齢がたってくれば、子供もお友達と遊びに行くとかっていう風になると思いますし、クラブ活動、部活動、小学校高学年で入ってくれば、また変わってくるのかなって思うので、 親はいつまでたっても親です。
取り繕っても、違う自分を演じたとしても、どっかで苦しくなります。
そうです。
だから、素でいいです。
ほんとに、子供のことをしっかり考えてあげていれば、伝わります。
子供の仕事は、怒ることではないんです。
繰り返しです。
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怒って変わるんだったら、怒ればいいんです。
でも、怒っても変わらないこともある。
そしたら、何を言うかじゃなくて、誰が言うか。
人の手を借りるんです。
親だから、何もかもやんなくちゃいけない。
僕は違うと思います。
できるんだったら、やればいい。
でも、できないこともあります。
僕はできません。
何もかもなんてできません。
自分の生活すらままならないのに、適当生きてますから。
でも、なんとかなっちゃってます。
だから、何もかも背負う必要はないです。
もうね、考えちゃうと思うんですけれど、1つ手を借りて、 無理ない範囲でやりましょう。自分で言いましょう。
お母さんが疲れちゃったら、どっかで絶対反応はします。
成り立たなくなります。
だから、まずは、お母さんが いつも笑顔でニコニコできるような環境ってどうすればいいのかっていうことを、考えてみていただければと思います。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳