皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「就労移行支援とか、A型とかB型とかの違いがわかりません。教えてください。」
というものです。
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これは、結構みんな迷います。
まあまあ、難しいですよね。
まず、ジャンルとしては3つに分かれます。
あと、自立支援っていうのもあるんですけれど、それは今回置いておいて、また、どこかで聞きたい方いたら説明します。
就労系は3つあって、まず就労移行支援です。
就労継続の方は、就労継続支援A型、そしてもう1個が就労継続支援B型っていう3つのくくりがあります。
だから、 移行支援と継続支援に分かれて、継続支援が AとBに分かれるって感じです。それで3つあるんです。
まず移行支援っていうのは、高校です。
言ってしまえば、特別支援学校は正式な高校じゃないんですが、特別支援学校高等部を出た後、2年間はその移行支援というところでトレーニングをします。
トレーニングして、そのトレーニングの結果、一般企業における障害者雇用です。
障害者雇用特例子会社も含めた障害者雇用枠に就職する。
障害者雇用枠として就職するんだったら手帳がいるんです。
手帳は3種類あって、身体障害者手帳、あと精神疾患持ってる方の精神障害者保健福祉手帳、あと発達障害とかの療育手帳、その3つがあります。
その手帳を使って就職する。
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手帳を使わないで就職する形もあります。
マックス2年通えるので、費用はかかりません。
マックス2年で、延長申請が通れば、もう1年行けたりもするんですが、普通に通ってて、延長申請通ることはないです。
もう1個です。
継続支援のA型、B型は、何年間という制限はないです。
だから、いようと思えば、ずっといることができる。
一度入れちゃえば、いようと思えば、ずっといることができるという形になります。
A型っていうのは、企業さんと、その事業をしているところの、言っちゃえば社員みたいな感じになります。
要は、雇用契約を結んだ社員みたいな感じで収益活動をするという形になります。
だから、売り上げは上げないといけません。
でも、平均公賃というか賃金なんですが、A型は法律が変わって、その自治体の最低賃金は割いてもらえるようにしなくちゃいけないというのがあります。
だから、もし、東京都とか、最低賃金1000円超えているので、1000円超えないといけない。
そして、何かしら収益活動をしなくちゃいけないんです。
例えば、何かを売るとか作るとか、そういった収益活動を必ずしないといけないという形になります。
じゃあ、月給ってどれぐらい、最低賃金だったらそこそこもらえるのかな?なんて思う方いるんですが、10万円前後です。
事業所によります。
要は会社も、会社によってお給料って違うじゃないですか。
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だからA型も事業所によってもらえる賃金、工賃が変わるという形です。
まあまあ、10万円ぐらいはもらえるかなといった感じです。
例えば1日、時給1000円で8時間働いて8000円 だったとします。
そうすると、週5日で4万円です。
4掛ける4週で5日間通うと16万円とかもらえるんじゃないですかっていう方もいるんですが、そこまではいってないです。
なぜかというと、勤務時間がちょっと短いからです。
午前中だけなんていうところもあるんです。
勤務時間短いから、そこまではいかないという形になります。
長く働きたいなんていう方がいるんですが、そこは、その事業所との折り合いかなっていう形にはなります。
だけど、障害がある方が働ける場所なので、そういったその対応方法とか、配慮っていうのはされている形にはなります。
だから、難しいとこです。
普通の平均工賃というか、お給料が時給で働けるぐらいの能力はあるんだけれど、障害を持っている。
やっぱり、世の中の障害の受け入れが、コロナでやっぱり弱いところから切られていくから
障害者雇用って、進んでいないんですけど、コロナ開けたので、どうなるかですね。
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一方、就労継続支援は、 昔で言う受産施設とか、作業所の流れを組んでいます。
今でも、作業所みたいのあったりもするんですけれど、要は、申請していなくて受産施設とか作業所の流れを組んで、そこは、ほぼほぼ毎日行ってもらえる法人です。
最低賃金下回るから、お給料って言っちゃいけないんですが、工賃が、昔は1ヶ月1万5000円だったりしました。
日給じゃないです。
月給です。
1万5000円ぐらいだったのが、今1万6000円~7000円弱ぐらいに上がってます。
だから、毎日でも1万7000円です。
それは就労継続して、B型です。
それでも定員がないんです。
定員がないから、ぶっちゃけ、結構障害が強めの人がいたりする事業所もあるし、定年がないので、ずっと入れるんです。
だから、人気のあるところは開いてないです。
人気のないところは定員が、まだまだ余裕あったりするんですが、まあ辞めちゃう理由があるよねっていう話です。
工賃が安いとか、障害強めの人が多くて、ちょっと合わないとか、作業内容が合わないっていうこともあるかなと思います。
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だから、基本的には3つという形です。
それも無理な人は、地活って言って、地域生活支援みたいな方に行くとか、自立支援とか、そういったサービスも一応あるという形になります。
自立支援と就労継続支援を合わせて、4年っていう形を取ってる方もいるかなとは思います。
その辺の、制度設計とかは難しいので、1月の頭にまた別の機会でできればと思います。
まとめると、就労移行支援は、そこでトレーニングした後、一般の会社への就労、要は、特例子会社とかに就職できるようなスキルを身につけるために通って、会社も見つけてもら
うといった感じです。
就労継続支援のA型、B型っていうのは、そこで自分で収益活動をするという形です。
工賃だけで見ると、A型が10万円前後。
B型が1万6000~7000円かなっていう形です。
だから、A型いけるぐらいになれば、月10万って、家賃3万円とかだったら、ギリギリ暮らせるかなと思います。
貯金は難しいと思います。
結構苦しいかなとは思いますが、月10万は僕はきついなとは思うんです。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳