皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「子供の未来のために、何をさせていったらいいのかわかりません。どうやってやることを選んでいくのでしょうか。」
というものです。
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子供の未来のために何をさせていったらいいのか、非常に難しい問題ですよね。
いろんな側面から考えることができます。
多くの親御さんが、子供のために、子供のためにって言いながら、あなたがさせたいだけだよね、子供のためになんていうのもあるんですけれども、親御さんがさせたいことをさせたいんのであれば、もう所詮、外野が何か言ったとしても、子育てして尽力してるのは親なので、何も言えないっていうのはあります。
ただ、僕から言わせれば、2つあります。
まず、子供に何をさせたらいいのかっていうのは、能力が低いところのトレーニングになるものをさせていくか、もしくは好きなことをさせていくかのどっちかなんです。
能力が低いことのトレーニングっていうのは、嫌なこと、嫌いなことだったりするケースもあります。
例えば、僕も中学の途中から学校行ってないですし、高校も不登校だったんです。
運動も嫌いなんです。
めちゃめちゃ嫌いなんですね。
球技、何もできません。
びっくりするぐらいできないです。
走るのも嫌いです。
だから、体力つけなくちゃいけない。
走りなさい、動きなさいって言われても全力で拒否するんです。
だから、苦手なことを鍛えていくのは大事なんですけれど、苦手なことは本人にとって苦しみを与える可能性もあるので、拒否する可能性もあるよねと言う事です。
じゃあ、やらなくていいのかっていうと、そうでもなくて、当然やった方が良いよねという話です。
やった方が良いから、どうやってその苦手なこと、嫌いなことが楽しくできるような環境を作っていくのかっていうのがいいと思います。
そんなことを、考えていくのが大事なのではないのかななんて思ったりもします。
まずそれが1点です。
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あともう1点は、もうそのままです。
好きなことをやらせていくです。
好きなこと、得意なことっていうのは 伸びていきます。
以前、興味のないことは普通覚えないですよねっていう話が、ちょっと出たと思います。
好きなこと、興味があることは覚えるし、定着する。
興味のないことは覚えない。
だから、どうすればいいのか。
結論、興味持たせればいいということを、僕は簡単に思っちゃうんです。
興味持たせられないのであれば、どうするのか。
単純です。
接触頻度を上げれば、とにかく興味なかろうがなんだろうが覚えるんです。
あとは、興味ないから、何もかも勉強興味ないから覚えなくていいかっていうとそうでもないです。
それでも覚えなくちゃいけないことがあるわけです。
それでも反復練習すれば、反復で入れていけば覚えるんです。
だから、興味があることは脳をなくして、好きこそもののではないですけれど、得意になる可能性がある。
その得意は武器になります。
頭の固い人が多くて、 お勉強できないと未来で困るとか、将来困るとかって言ってる方いるんですが、もうゲームチェンジって行われてるんです。
ルールが変わっていくんです。
多分、親御さん自身がそういうこと言う方って、勉強に対してのコンプレックスがあるのか。あとは、すごく頑張って優秀な大学を出た、それでハッピーっていう方いらっしゃればいいんですけれど、なんかそうじゃない気がします。
勉強頑張って、達成感っていうのはいいんですけれど、それで、未来がすごく明るいかっていうと、僕そうじゃない気もしています。
そう考えると、何があったとしても耐え抜いていける強さ。
文科省が言っているのもあって、同じ言葉使いたくないんですけれど、「生きる力、生き抜く力」っていう方が、僕は大事なようなやっぱり気がしちゃうんです。
そうなると、物事に柔軟に対応していく力を身につけることができればいいのかなという風に思ったりします。
それをつけるためにどうすればいいのか。
まずは、好きなことを徹底的に極めるっていうのも僕はありだと思いました。
好きなことを極めれば、その好きなことを武器にして 戦っていくことができる可能性があるのかなと思います。
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では、好きなことがコロコロ変わりますっていう方います。
コロコロ変わっていいんです。
その都度その都度、好きなことさせれば、1周回って戻ってきます。
僕自身、なんかもうADHDの気質でめちゃくちゃコロコロします。
超コロコロします。
しかも、 1時間とかって長い時間勉強もできなくて、もう10分とかで飽きます。
じゃあ、勉強全然してないかっていうと、いやしてます。
10分ごとに教科変えてやっています。
10分やって、国語から算数。
算数10分やったら社会、社会10分やったら理科。
理科10分やったら、また国語に戻るかみたいな感じで、やってました。
それでいいんです。
何かの専門家っていうよりは、幅広くいろんなことに長けているっていう育て方をしていくのも僕は1つだと思っています。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳