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355【人間関係】#229 他人に合わせるのが苦手な子供がいます。

皆さん、こんにちは。

 

発達障害ラボ室長の車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

切り替え困難なお子さんを見ていると、タイミングって大切だなと感じることがあります。本人が切り替えようと行動し始めた矢先に、横から急かすようなお父さん、お母さんの言葉で途端にやる気をなくし、やだ!と振り出しに戻ってしまうことを時々見かけます。その時のその子のリズムを尊重してあげれば良いのにと思う反面、ではその尊重は何歳までするのが正しいんだろうと疑問も湧きました。生きていく上で、時に私のリズムに合わせなくてはならない場面は多々ありますよね。なのに、そうして常に自分のリズムを最優先させてもらっていたら、将来、学校や社会に 孤立してしまうんではないかと思ってしまいます。では、どうしたら良いのでしょうか

 

というものです。       

 

 

 

 

切り替え困難な子は2つあります。

まずは、質問にあったように、そのタイミングを見計らうっていうのが1つと、 あともう1つは、もうそのままにはなりますが、知能をあげるしかないんです。

要は、知能上げる理由って2つあります。

まず、アンガーマネージメントの研修受けた方は、もう言った話なんですけれど、知能を上げることによって、例えばWISCをベースで考えると、自分の状況が客観的に理解できたりとか、先の見通しを立てる力があるかが分かります。

 

先の見通しを立てる力とは、例えば、僕が今ここでこれをやっておくと、この先こうなるななんていうのが、先の見通しに立てられるようになると知能が上がるということです。それができるようになるんです!

そうすると、今これやった方がお得じゃんみたいなのがわかれば、行動の切り替えができたりするっていうのが、まず1つなんです。

 

あともう1つっていうのが、 知能を上げることによって、感情をコントロールできるようになるんです。

アンガーマネジメントの研修でお話した内容ですが、感情っていうのは、理性がコントロールしています。

だから、怒りそうになっても、理性的になると、ここは怒るべきじゃないなみたいな、そういった判断ってあると思うんです。

怒ったら負け、怒ったら負けみたいな。

理性ってどうやって培うのっていうと、理性は知能が育てるんです。

知能言っちゃえば、知性が育てるんですが、知性とは、いわば知能なんですよっていう感じです。

 

 

 

 

本題に移ります。

何歳まで、本人のペースでってことは、そんなのは状況によって、年齢によって変わるので、 僕はずっと本人のペースでいいと思います。

知能が上がると気付いてきます。

何歳までって年齢じゃないよねって話です。

例えば、社会の孤立とかで考えれば、僕、社会に馴染めてないです。

中学校も高校も僕、不登校ですから、学校という社会に馴染めていないです。

 

会社にも馴染めてないから、今会社員じゃないです。

だから、これからの時代というか、アメリカとかだともう結構な割り合いで、確か就労人口の30パーセントぐらいはもうフリーランスだと思います。

日本は多分まだ、10パーセントぐらいなのかな。

少ないとは思うんですけれど、フリーランス増えているんです。

これからだとは思います。

そう考えると、自分のペースで、お仕事することってできるんじゃないかなとは思うんです。

 

例えば、僕ラジオを配信しているのですが、スタンドFMというものです。

気が向いた時に撮ってるというか、それも自分のペースで時間って若干前後したりしているというように、何もかも、人のペースに合わせなくちゃいけないかっていうと、自分のペースでいいところもあります。

人の都合に合わせるっていうのは、どうしても都合に合わせらんない時、合わせたくない時は、別に合わせる必要は僕はないと思います。

だって、合わせたくないんだから。

でもそれが、知能が整うというか、伸びていくと、今はこの人に合わせた方が得だなとかってなってきます。

例えばマラソンって、例えばトップ先頭で走ると、風をもろに受けて体力の消耗が激しいって言うじゃないですか。

 

自転車のレースもそうです。

だから、 2番手について、体力を温存させて1番手が、向かい風で体力消耗するのを待って、体力消耗したところで抜かして1位になんていう先方ってあるじゃないですか。

あえて3番手、4番手についていくのも作戦です。

このように、これはメリットだなとかっていうのがわかれば、 その知能が判断します。

 

 

 

 

知能っていうのは、発達心理学上、小学校5年とか6年なんです。

すぐにどうこうっていうわけでもないです。

質問者さんの子がいくつなのかはわからないんですけれど、皆さん、幼稚園とか、小学校低学年なのに、優秀だからなのかな、親御さんも含めて過大評価しがちかなと思うんです。

僕とか、小学校入っても、結構ずっと小学校ね、56年ぐらいまで、おねしょしてたような気がするんです。

今の自分ができるから、自分はしていないと思うのもあるのかもしれませんが。

だから、僕は元がダメ人間です。

学校も行ってないしアホです。

だから、僕は、これができるのすごいねって思っちゃうんです。

皆さんは、多分優秀なんでしょう。

優秀だから、この年齢で、これが自分ができてたのにできないのおかしいなんて思ったりするんじゃないかなと思います。

 

でも、親の能力そのまま引き継ぐんでしょうかって話です。

長嶋茂雄さんっていう野球選手っているじゃないですか。

その子供に長嶋茂雄さんがいます。

めちゃめちゃお父さんがすごい野球選手で期待されていた。

でも、そんなにセンスはなかったと、本人も言ってるぐらいです。

相当、苦労したと思います。

親のすごい能力って、そのまま子供に引き継がれてるわけではないです。

多分、相当いじめというか、大変なこともあったんだろうなとは思います。

 

子供は子供の発達があるし、子供は子供の能力があると僕は思っているので、だから、同じようにはできなくて当然と思っています。

周りの子ができるから、できなくちゃいけないっていうのも、僕は違うと思っていています。

人に合わせるのも含めてです。

その子はその子なりの発達が僕はあるんではないのかなという風に思うんです。

 

 

 

 

それは親の想定外というか、将来この子が困るっていう心配はあると思うんですけれど、困るかどうかは、その時にならないと僕はわかんないと思っています。

多くの親が、 子供が今これができないって悩みます。

僕の場合であれば、中学校も小学校も全然行けてない。

友達もいない。

別にほしいとも思ってはないですけれど、いないです。

組織っていうものが、僕はダメなんです。

組織、無理です。

集団行動もできません。

それは、小学校の時からです。

 

じゃあ、そんな僕は生きていけてないかって言うと、生きてるんです。

普通に生きています。

それを考えると、価値観の違いなのかなもしれないなんて思ったりもします。

だけれど、我々は、その子の親にはなれないのです。

じゃあ、その子を養わせてくださいとか、そこまでの器量もないので、ぶっちゃけ外野にはなってしまいます。

だから、親がどうしたいかっていうのにもよります。

 

 

 

 

1回しか、もし子供のこと見れないのであれば、その週1回で、できる限りのことをしてあげる。

でも、親にはなれないので、親がこうしたいって言ったら、もうそれは、親の意向に沿うしかないです。

戦ってもしょうがないんです。

聞かれたら、僕はこう思いますよっていうようなことを説明しますけれどって感じでしかいえないです。

 

結論言うと、年齢じゃないよって話です。

年齢じゃなくて、知能が上がってくると、他人に合わせた方が得なのか、どうなのかのメリット理論っていうのが見えてくるんじゃないのかなっていう話です。

だから、やるべきことは、知能をあげましょうとっていうことじゃないのかなと思います。

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

発達障害ラボ

室長 車重徳

 

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