皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「子供が学校に行くのをやめてしまいました。どうしたらよいのでしょうか。というご質問ですね。」
というものです。
学校に行かなくなったとか、不登校になっちゃったとかの考え方としては、それをどう捉えるかっていうところじゃないのかなとは僕思います。
今の時代、いろんな選択肢があると思ってよくて、例えば、学校に行くという選択もあれば、行かないという選択もあるよっていう考え方じゃないのかなとかって思います。
なので、行かないということを選んだっていう風に考えればいいのかなと思います。
その先、何が考えられるのかっていうところでいくと、本人がどうしたいのかじゃないのかなとは思います。
どうしたいのか。
僕自身、中学も高校も不登校で行っていないです。
ただ、行けるんだったら、僕は行きたいと思います。
いろんな理由があって、行くことをやめたっていう、いろんな子のカウンセリングもやってますけれど、行けるんだったら、やっぱり、みんな行きたいんです。
でも、その行くことを許さない状況、本人にとって許さない状況になってしまったっていうのが現状かなと思います。
ただ、小学校も中学校も選べないですが、高校になると全体的な生徒人数は、どんどん減ってるのに、通信に通う高校生が増えているっていうのは、今までだったら、なかなか合わないというか、顕在化していなかったと思います。
自分に合う合わないっていうものを、ちゃんと自分自身で選べるようになったっていう良い例かなとは思います。
僕自身、学校に行かなかった。
でも、大学は行きたいなっていうのがあったんです。
その理由っていうのが、どうしても学びたい勉強がって言ったら大袈裟ですけれど、 宇宙物理学とか相対性理論をどうしてもやりたかったんです。
なぜかというと、学校行かないで、ずっと星見ていました。
ずっと1人で東京の渋谷まで行って、小学生からです。
プラネタリウム見て、なんかご飯食べて帰ってくるとかってやっていたので、どうしても、私はそれを大学で学びたいっていうのがありました。
だから、勉強しないとそれはダメだよねっていうのがどっかにあった。
だから、子供自身、行く行かないは選択できるけれど、その先どうしたいのか。
どんな選択肢を持っているのかっていうのを考えた上で、その選択肢を選んでいく際に、自分はどういう状況であることが望ましいのかっていうのを考えていくことができるのかどうかっていうのは、僕は大事かなとかって思います。
行く行かないの原因を、言及する方も中にはいらっしゃると思います。
ただ、不登校の3要素、 これいつかの不登校の研修やりますけれど、不登校の3要素のまず1つが、授業についていけない、次がお友達とのトラブル、最後が先生との相性です。
あと、もう1個入れるとしたら、興味のない授業っていうところになります。
どれをとったとしてもです。
本人にとって、どうしても譲れないものっていうのが、僕はあるんじゃないかなとかっていう風に思います。
それを解決したとしても、根本的な解決にならない。
例えば、先生との相性ってなった時に、担任が変わればうまくいくケースがあるんです。じゃあ、担任が変わるのを待つしかないよねっていうので、2年間担任変わらないんだったらしょうがない、2年待つということになりかねないということです。
ただ、2年って相当大きいので、お勉強全くしてませんでしただと、その後の復活はきついかなって僕は思います。
お友達とのトラブルは本人に原因があるというか、例えば、こだわりが強いとか、VCI(言語理解指標)です。
WISCの言語理解指標の類似が足りないとかだと、そもそもコミュニケーションが苦手になります。
そうであれば、お友達が変わったとしても、コミュニケーションが苦手なので、なかなか前に進まないケースっていうのがあるんです。
じゃあどうするのかっていうことを考えていかざるを得ないです。
その先の未来どうしたいのか。
将来何して食べていきたいのか。
もしそれがないのであれば、ぶっちゃけ経験値不足なんです。
だから、いろんなことを経験させる。
じゃあどこでどうやってさせるのかっていうと、親がさせるのは限界があったりしますから、親ではなくて、例えば、職場に連れていっている子もいます。
skypeで、海外と繋いで、いろんなお話をしてもらってる方もいますし、近くにフリースクールとか、適応指導教室とかあれば、そこに行かせるのも1つです。
とにかく、いろんな体験をさせて、見識を広げるっていう形を取る。
見るのは1つかなと思います。
あと、老人ホーム連れて行って、お年寄りからいろんなお話を聞かせる、お年寄りからのいろんなお話を聞かせるっていうような形をとったかと思います。
1番良くないのは、家にずっといて、ずっとゲームやってるっていうのは、僕はよくないかなと思います。
今いくつかわからないですけれど、やっぱり、いろんな人とのいろんな話っていうのがすごく大事です。
場合によっては、学校の授業より、いろんな人からお話を聞く方が大事かもしれないと僕は思います。
なので、学校に行かなくなってっていうのは、勉強する機会がなくなるっていうのと、同年代との付き合い方がわからなくなるっていうデメリットはありますが、社会出たら同年代とだけしか付き合わないってことはないです。
それ考えると、いろんな年代の方といろんなお話、いろんな経験を積んでる方が、もしかしたら社会的経験は強いかなと思います。
ただ、勉強はやっぱり、やっといた方がいいんです。
どんな時代になったとしてもいいです。
土の時代から風の時代なんて言われますけれど、やっぱり、情報感度が良くないといけないですし、新しいものどんどん出てきます。
それって、文字で学ばないといけないケースっていうのもやっぱりまだまだあるので、読み取る力、読解力っていうのはあって困ることはないし、それがあればそれで食えることもあるので、ブログ書きましたとか、アフィリエイト貼って稼いでますとか、ペラサイト自分で作ってますとか、色々、稼ぎ方はやっぱりまだまだあります。
全く勉強していないと、やっぱり困ることってあるよななんて思ったりします。
何の勉強っていうと、当然、学校に復活することも考えた上で、学校の勉強でいいかなと思います。
それも難しいのであれば、好きな分野を極める。
僕であれば全く意味がないのはわかってるけれど、夜空の星座。
星の方の星座です。
全部で名前ついてる星座って88あります。
それ全部覚えたりとか、一等星の名前勉強します。
例えば有名なとこだと、こと座のベガとわし座のアルタイルとかさそり座のアンタレスとか、白鳥座のデネブとか、オイヌ座のシリウスとか、ふたご座のカストルとポルックスとか、もう意味もなく全部覚えたことあります。
小学生の時に覚えました。
アホですね。
全部覚えました。
学校行かなくて暇だったので、そんなことやっていました。
僕、貧乏だったので、ゲーム買ってもらえなかったので、ゲームもないんです。
だから、本を読むか、頭の中で、そんなことをやるしかないので、ずっとやっていました。
じゃあ、それで将来困っているかっていうと、今、普通に生きています。
なんとか、暮らすことはできています。
超大金持ちかっていうと、そうではないですが生きていけます。
いかがでしょうか。
発達障害ラボ
室長 車重徳