皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「子供の考えが甘いです。世の中は厳しいということをもっと教え、厳しく育てるべきでしょうか。」
というものです。
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あくまで僕はその子の親ではないし、親にはなれないので、無責任な発言っていう風になっちゃう可能性もあるのかなとは思うんですけれど、そこを前提とした上です。
僕は、厳しくする必要はないと思います。
結構います。
こんな甘いことで、社会には通用しないとか、社会はもっともっと厳しいとか。
まあ、社会を知ってるからそうだと思いますし、ご自身が接してきたコミュニティが、厳しかったのかなとは思います。
もう僕は時代にそぐわないと思って、今厳しかったらやめればいいんです。
辛かったら逃げればいい。
石の上にも3年でもないです。
少なくとも何年修行してでもないです。
そういう時代じゃないと僕は思ったんです。
もっともっと時代の変化のスピードが速いんです。
我慢とかって言ってる人は、時代のスピードについていけてないんじゃないかなって僕は思ったりします。
例えば、出ている例で言えば、 寿司屋とかは5年掃除です。
5年はご飯を炊いて、そしてやっと10年修行したら寿司握れるとか。
そんなことを言ってる人もいるとは思うんですが、いやいやすぐ握りゃいいじゃんってことです。
10年もやってる間に時代変わるよねっていう話だと僕は思っています。
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僕はずっと厳しいところから逃げてきました。
そもそも、 中学校とかは、厳しかったです。
理不尽だなと思ったし、僕、いじめも受けてたので、行かなくなりました。
高校もいじめ受けてます。
発達障害なので、僕はお分かりのように、ASDでADHDです。
多分、そこは気に入らなかったのかななんて思うんですが、いじめを受けてます。
だから途中で行ってません。
行かなくても、なんとかなるっちゃ、なんとかなるんです。
生きていけてます。
騙されて数百万の借金背負ったこともあります。
でも生きてます。
ぶっちゃけ普通のサラリーマンより稼げてます。
だから、厳しい厳しくないっていうよりはです。
厳しい厳しくないっていうよりは、その子の何が得意で何が苦手なのかを把握した上で、 その得意を使って、どうやって稼げるようにしてあげればいいのっていう風に考えてあげる方が、僕はいいと思うんです。
要はもうわかってると思うんです。
ただ、大学出たって食えないよって話だと僕は思うんです。
専門性を生かした上です。
個の時代って、言われてたと思うんですが、個の時代はもう過ぎてます。
これからDAOの時代に、なっていくと思います。
ただ、それにしてもです。
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やっぱり、何ができるのかっていうのが大事なはずなんです。
発達障害とかあるのであれば、得意なことはとことんやるけれど、苦手なことはやらない。
僕もそうです。
片付けとか、整理とか、あと税金は払いましたけれど、経理とかはやります。
やりますというか、やらないです。
苦手だからやるけど後回しです。
それより、こうやって喋ったり、研修したりの方が多いです。
多分向いてるんだと思いますし、そっちが好きなのかなと思います。
好きっていう感覚もなんかもうルーティンになっちゃってるから、あんまりなかったりもしますが、多分嫌いじゃないのかなとは思います。
だから、その子のパーソナリティをしっかり認識した上で、何を稼げるのか。
要はマネタイズポイントってどういうところなのかっていうのも、考えていいのかなと思います。
それを考えてあげる際には知識がいるんです。
知識がいるんです。
だから、親も勉強し続けないとダメだよっていう話です。
日本人は大人になると、全然勉強してないって言うじゃないですか。
1日の勉強時間は6分です。
やっている人は、どんどん勉強していってます。
全くやっていない人は、もう仕事終わったり、家でずっとゲームして、 漫画読んでっていうじゃないですか。
だから、どんどん格差が広がってるよっていう話してると思うんです。
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今回、このブログを読んでいる方は、これも勉強になりますので、学んでる方の上位数パーセントの中に入るのかななんて思ったりもします。
多くはそうなんです。
だから、それじゃ僕はダメだと思っていて、大人とか子供とか関係なくです。
親が勉強していれば、子供は勉強するんです。
または、親と一緒に何か、取り組んで、それが収益化できれば、僕は1番いいのかなと思います。
好きなことで食えるなんて甘いこと考えるななんていう人いますが、そういう時代でもないかな。
そもそも好きなことで食える設計をしっかりすれば食えると思っています。
もし、 自身でそれがわからないのであれば、誰かに聞く、誰かのアドバイスを受けるっていうことを、すればいいのかなと思います。
わかんない方いれば、聞いてください。
僕、ちなみに情報の教員免許とか持っていて、学校でやる情報なんて、大したことはないんですけれど、それ以上の知識っていうのは持っています。
興味ある方は、ご質問、もしくはカウンセリングでも受けていただければと思います。
結論としては、厳しくしたって、なんかいいことはない!
あと、憎しみは生まれます。
憎しみ生まれます。
僕自身、子供の頃、やっぱり厳しかったんです。
うちの父親は、夏休みとか冬休みの前、通知表ってもらうじゃないですか。
その通知表をもらったら、父親の書斎みたいのがあって、その書斎にコンコンってノックして入って、 通知表これですって言って渡して、ありがたいお言葉をいただいて、「よし、夏休みでより精進しなさい」みたいな、なんかもう宗教みたいです。
そんな家だったんです。
その時に今でも覚えてるのが、 僕は小学生の頃、まあ小学生なんで、成績って簡単に取れるじゃないですか。
ただ、僕には弟がいて、オール3とったんです。
そこで父親から殴る蹴るです。
「お前は普通じゃねえ。俺の子が普通であっていいはずがない」みたいな感じで殴る。
それで僕、「あ、勉強しないと殴られるんだ、やばい」と思って、中学入ったらその意味がすごくわかって、 一刻も早くこの家から出るためにはどうすればよいのかっていうことばっかりをずっと考えていました。
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結論、家から通えない大学に合格するようになったんです。
そこから、まあ年に数回は帰ります。
だけど、 もう家にはいたくないっていう感じです。
それが僕自身です。
だから、子供のためを思ってっていうよりは、自分がされてたから、自分が厳しくされてたから、それしか育て方知らないっていうのもあるのかな、なんて思ったりします。
厳しくされた僕は、憎むというか、育ててもらった恩はあります。
恩はありますが、そばにはいたくない。
どう育てるかっていうのが、その方次第かなとは思うんですが、 厳しい、厳しくないじゃないと僕は思ってます。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳