皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「ASDの子供がいます。子供の教育方針で悩んでいます。どのようにしたら良いのでしょうか。」
というものです。
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ASDってことは、もう自閉症スペクトラムという診断が、出ているのでしょうか。
PDDっていう、広汎性発達障害のケースもあれば、ASD、自閉症スペクトラムのケースもあれば、 ADHDの注意欠陥とか、注意欠如、多動性障害、多動症なんて言われたりもします。
いろんな、身体面があります。
どの診断名であったとしても、まずは、子供自体、何したいのかっていうところを優先にした方が、僕は、いいんじゃないかなと思います。
例えば、ASDの子です。
ちょっと、ご質問の意味が、1行だけなので、あれなんですけれど、 例えば、特別支援学級がいいのか、普通級がいいのか、交流がいいのか。
年齢にもよって、答えられる、答えられないって違うんですが、 まず、子供がどうしたいのかっていうことです。
子供はどっちに行きたいのか。
明らかに、選んで行った際、明らかに、それはちょっと苦しそうだなって思ったら、変えればいいんです。
僕は思ってるんですね。
一生の選択ではないですから、もう今そういう時代じゃないです。
例えば、就職にしても、合わないと思ったら辞めりゃいいんです。
今の時代、1個の会社に入って、定年退職までずっと勤め上げて偉いとか、そんな価値観もないです。
コロナとかで不景気になって、ブラック企業もいっぱいあると思います。
辞めりゃいいんです。
どうにかなります。
どうにかしようと思えば、どうにかなります。
なので、言っちゃえば、子供に聞きましょうと一言で終わります。
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2つ覚えておいていただきたいのは、子供の望む方向性に進ませる。
その時に、何か、子供の体調面だとか、これはちょっとまずそうだなと思ったら、それを瞬時に察知しないとダメです。
早めに気づく。
要は、心身症として体に現れたんではもう遅いんです。
若干、例えば熱が続くとか、お腹痛くなるとか、朝起きれないとか。
なんかいれイライラしているとか。
何か起こってからでは遅いので、もうそれを瞬時に察知する。
それは親しか僕はできないと思ってます。
または、その子を本当によく見ている人しかわかんないと思います。
なので、もうこれあれ?と思ったらすぐに察知して手を打つ。
これが僕は1つだと思います。
あともう1個は、何もかもいい方向に手に入る道筋はないんです。
例えば、どう考えても授業についていけない。
でも、集団行動を学ばせたい。
だから普通級という考え方。
親がそれを選ぶのであれば、僕はありだと思います。
でも、1限から6時間まで6時間弱ずっとわけわかんない、授業を聞く、もしくは座ってなくちゃいけない、それでもいいんですかってことです。
では、逆に支援級行く。
支援級行くと簡単な基本的な学習から学べる。
でも、 周りの子が重すぎて友達ができないなんていうケースもあります。
だから、何もかも満たしてくれるものはないと僕は思っています。
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例えばそれはお友達でもです。
結婚、職場なんでもそうです。
何は譲れないのっていうその優先順位、プライオリティをしっかり作る。
子供自身プライオリティを築くことはできないと思うので、こちらで順序立ててあげましょう。
何を譲れないのか。
何もかも手に入んないです。
結婚なんて顕著です。
この人は何もかもあって、素晴らしいと思ってる人、そんな人はもう、もっと素晴らしい人を選んでるか、早く結婚してるよねって話です。
何かしら、みんな欠点がある。
僕なんて欠点だらけです。
部屋汚いし、片付けできないです。
食生活もひどいし、めちゃめちゃ運動嫌い。
何もなければ、起きないみたいな。
何もいいとこないかもしんないです。
でも、生きていることは、できていると思います。
なので、何もかも、満たされるものっていうのはないので、そこを再認識した上で、子供が何を望むのか、そして、どんな方向性に進めばいいのかというのを、考えていただければと思います。
本日は、子供の教育方針について、お話しさせていただきました。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳