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380【勉強】#254 ASDの子がリコーダーが苦手で、音楽の授業に参加しません

皆さん、こんにちは。

 

発達障害ラボ室長の車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

「小学校教師です。発達に課題がある児童がリコーダーが苦手で音楽の授業に参加しません。どんなトレーニングや配慮があると、少しでもやってみようという意欲を持ってくれるでしょうか。」

 

というものです。       

 

 

 

 

そもそも音楽の授業って、ちょっと、私無知なので分からないのですが、リコーダーしかやらないんですか。

教員免許は持っていますが音楽ではありません。

リコーダーやらなくても 参加しないのでしょうか。

リコーダーが嫌だから、今日は歌、歌います。

リコーダー嫌いで参加しないのか、それとも歌はいいんだけど、リコーダーだけ参加しないのか。

どうなんでしょう。

 

その子に合わせるのであれば、参加してもらいたいんのあれば、リコーダー以外の歌とかで参加するんだったら歌にすれば僕はいいだけだと思います。

または、 リコーダーの目的ってなんなんでしょう。

リコーダーをすることによって何を得るんですか。

ちょっとよくわからないんですが、例えば、指笛、口笛できるんだったらそれさせるとか。

あと、ぶーぶーってなる、なんか草笛みたいなやつあるじゃないですか。

ああいったのも交えてみるとか。

 

または、体育の授業とかで用意どんっていう笛。

要は、息遣いとか、呼吸を身につけるのであれば、そういったのやらせるとか。

他のことでも僕はいいのかな、なんて思います。

なので、1個あるのが、リコーダー以外のもので参加できるんだったら、それを入れちゃう。

どうしても、ちょっとカリキュラムがわからないんですけれど、もう絶対リコーダーさせないと学校教育法的にダメとかであれば、そのリコーダーの目的は何なのか。

指使いとかなのであれば、もう、ピアノとか鍵盤系でもいいし、ピアニカだと小学生でもいいし、息使いやるんであれば、 口笛とか、草笛みたいなやつとかもいけます。

そんな風に考えることってできるのかなと思います。

 

 

 

 

違ったものを取り入れることができるのかなと思います。

息遣いというか、呼吸がダメなのであれば、感覚統合の観点で、僕やっていたのは、まずは、ティッシュペーパー 1枚、口のところに当てて、意識的に、ふうって言って、そのティッシュペーパーが、ひらひらひらってなるような形で、呼吸の練習をしてたりっていうのがあります。

発語ができない、ベイビーちゃんにやっていたことです。

あとは、舌の使い方です。

 

ベロです。

ベロの使い方がぎこちなくて、発語がままならないなんていうケースもあったりします。

そういう場合もひっくるめて、呼吸、息遣いみたいなことをやったりしたケースもあります。

そういう場合であれば、呼吸っていうのとか、あと、長い深呼吸をするとか、音を出した深呼吸をするとか、声が出ない緘黙の子に対してやってたことがあります。

現場にいた頃はやりました。

 

なので、 何を目的としてるのか。

音楽に触れ合うとかであれば、 聞くだけでも触れ合ってます。

または、今、映像でもいろんなオーケストラじゃないですけど、色んな映像があるので、それでも触れることできます。

目的に応じた形で変えていけばいいのかななんて思っちゃったりしました。

回答になっているのでしょうか。

 

 

 

 

ただ、どうしてもね、リコーダーできるようにできるようにしなくちゃいけないっていうのであれば、また話は別ですね。

そもそも僕、リコーダーできないし、やってないです。

僕は、リコーダーできることのメリットが、よくわからないので無理ですね。

だから、苦手なことってどこまでやらせなくちゃいけないんですかという話になります。

うまくリコーダーはできないし、そもそも僕運動も嫌いなので運動してないんです。

しなくちゃいけないとは、わかっているんですが、運動してないです。

 

だから、苦手なことにチャレンジさせることが教育なんですかっていう風に考えると、人によって意見はそれぞれかもしれないんですが、僕はそうは思いません。

苦手なので、得意なことを活かして、伸ばしてあげられれば、その方がいいのかなと思っちゃったりします。

そういう考え方もあるんじゃないのかなとは思います。

得意を伸ばす方が、本人は楽しく、喜々として取り込んでくれるかなと思います。

リコーダー吹けて、なんかメリットがあるんだったら、そのメリットを伝えます。

 

でも、それは本人にとってのメリットなのかどうかっていうのは、また別問題なので、運動した方がいいとはわかってても、僕みたいに、全く運動できない。

もう根性全くないんです。

だから、長続きしませんとか、嫌いなことやりませんとかっていうご相談よく受けますけれど、僕もですって話です。

 

 

嫌いなことは僕やりません。

だから部屋がいつまでたっても散らかっているっていう、ほんとにここ住んでんのかってぐらいの形で、ちらかっていると思います。

本とか、書類とか、ウィスクの検査結果とか、もう大量にあるので、やばいです。

全部スキャンするのもめんどくさいです。

スキャンするんだったら、研修の原稿とか、依頼されている原稿書くよっていう感じなんです。

僕から言わせたらということでございました。

 

なので、目的を明確化するとか、明確化した上で、何を目的としているのか。

それに対して、リコーダーであれば、リコーダーしか解決策はないのか。

なんていう風に、お考えいただければいいのかななんて思いました。

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

発達障害ラボ

室長 車重徳

 

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