皆さん、こんにちは。
発達障害ラボ室長の車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「具体的に、どんなSSTをすればいいんですか。」
というものです。
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例えば、 ADHDであれば、不注意なのか、衝動性なのか、多動なのか、何を直したいかで、異なる部分です。
なので、一概にこれやればいいですよとは言えないというところが、まず1つです。
だから、例えば、多動であれば、先ほど、前回もお伝えしたかもしれないんですが、 子供が、動くというか、動けるような状況を作りつつ、その動く波をコントロールするっていうお話をしたと思います。
じゃあ、例えば、これも、ご質問あったんですけれど、人の会話を遮って、自分の言いたいことを言うってやつです。
よくありますよね。
誰かが喋ってるのに、 「ねえねえ、聞いて。聞いて。」みたいな形で遮ってきたりとか、最後まで話を聞かずに中途半端に解釈しちゃうとか。
こんな子もいるはずなんです。
じゃあ、こういう時はどうすればいいんですかっていう話です。
基本的には、無意識下の中に落とし込めるような形でトレーニングをするかです。
もしくは、ゲームで身につけるか、どっちかです。
じゃあ、ゲームで身につける場合はどんなことをやってるのかっていうと、 最後まで聞かないと答えがわからないようなゲームっていうのをやっています。
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例えば、カルタのように、丸、四角、三角、ばつとか、多分、色、赤とか白とか、黒とかって用意する。
その中で、かるたって、例えば、何かⅠつのものを指し示して、ぱっと取るっていうのが、かるただと思います。
例えば、玉をお皿に乗っけて遊ぶ遊びと呼んで、けん玉っていう答えだったりします。
ことわざだったりすると思うんですが、犬も歩けば棒に当たるみたいな形で、犬を探すとか、そんな感じだと思うんですけれど、そうじゃないんです。
例えば、今から、単語を言います。
聞いてくださいって言って、小さいって言って、その後、じゃあ次行きますっていう。
そして、赤って言って、ぱっと選ばせる。
そうすると、小さい丸で赤い色を選ばなくちゃいけない。
その時に、小さいだけだと、いくつかあって困っちゃう。
瞬時にそれに飛びつかないで、最後まで聞くっていう癖をつけるっていうのをやってます。
そんなトレーニングをやって改善した例っていうのがあります。
あとは、無意識下で、もう会話の最後というか、どこかで「それで」とか「それから」っていうのを口癖にしたケースもあります。
だから、誰かが何か言ってます。
「それで」とか、「それから」とかうん、なるほど、「それで」とかっていうのをもう口癖にしちゃうんです。
そうすると、こちらが何か言うんではなくて、口を挟むことが相づちに変わるんです。
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相づちに変われば、相手は続きを話しやすくなる。
続きを話すことによって、要は話したいことを話しきれるようになる。
これを無意識下に落とし込めるようになるため、どんどん入れていったってことやりました。
そんな風に、要は、無意識下に落とし込まないと、無意識にぱっと、発言しちゃう子っていうのも中にはいるので、無意識下に、落とし込めるようになるまで、繰り返しやるというのは、やっています。
あとは、相手が喋った後、必ず5秒を数えてから自分が喋るとか、深呼吸をしてから自分が喋るなんていう事も、やったこともあります。
だから、誰かが喋りました。
そうしたら、「1、2、3、4、 5、はい、喋っていいですよ」みたいなようなことを、やったこともあります。
まずは、意識下の中で、それを落とし込む。
それで、慣れてきたら、無意識下の中に落とし込むみたいなような形で反復をしていくっていうことになりました。
結局、カットしないとダメなんです。
その時に、反復するときに、同じようなことも、分かりきってることを何度も何度も何度も繰り返しやったって言葉、飽きちゃうので、やらなくなるんです。
なので、同じことを何度もやるというか、仕組みは一緒だったとしても、内容を変えていく。
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例えば、いろんなキャラクターを並べておきます。
そして、そのキャラクターの中で、主人公です。
そして、男性です。
手が伸びますって言ったら、じゃあ、onepieceのルフィ、サンジ、鬼滅の刃の炭治郎、コナンくんがいます。
その中で手が伸びるのは誰?みたいな。
ルフィしかいないじゃんみたいなような形で答える。
だから、丸とか四角とかだと無意味刺激で飽きちゃうし、無意味刺激で終わっちゃうので、 その先、その子が気に入るようなキャラクターとか、興味あるもの、食べ物でもいいです。
そういったものを用意して、しっかり、話を聞かせるようにしていくといいと思います。
特に、好きなものになると、バッと飛びついちゃう子もいるので、「ああ、これ知ってる」とかで、飛びつくんではなくて、「いや、全部終わった後、話してください」っていうような、または、動いてくださいっていうのを徹底して行っていくっていう形かなと思います。
いかがでしょうか。
他にも、いくつかやり方あるというか、会話終わって入る以外にも、これについて聞きたいとかっていうのがあれば、それはそれで、また、違うやり方になります。
不注意が直らないを、最後までしっかり話を聞きましょうでは、変わらないじゃないですか。
当たり前です。
なので、また、そういったことなどの他の、こういう状況はどうすればいいんですか?みたいなものも当然あるので、もし、気になる方はまたご質問いただければと思います。
いかがでしょうか。
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発達障害ラボ
室長 車重徳