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401【人間関係】#276 なぜ、ゲームをやり続けてしまうのでしょうか?

皆さん、こんにちは。

 

発達障害ラボ室長の車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

先日の投稿でゲームばかりしている子供というお話がありました。なぜゲームばかりしてしまうのでしょうか。やめさせる方法はあるのでしょうか

 

というものです。       

 

 

 

 

さてさて、なぜゲームばかりをしてしまうのかということです。

2つ理由があります。

まず、それを知能ベースで考えると、 先の見通しを立てる力、WISC4で言うとPRI(知覚推理指標)WISC5で言うとFRI(流動性推理指標)が低いということです。

そしてもう1つは、他にやることがないとということです。

前者のPRIFRIが低いっていうのは、先の見通し立てないなら、例えば、僕は今こういう状況です。

このまま続けてたら、この先どうなるのかがよくわかってないってことです。

 

なんで考えないの?って言ったとしても、考える能力はないんです。

または、 例えば我々であっても、30年後の日本どうなってると思う?とか、少子化が進んで、例えば、人口が12000万人ぐらい今いても、じゃあ半分の5000万人ぐらいになったらどうなるの?とか、そう言われると、なんだかピンとこないじゃないですか。

それと同じように、それが明日、明後日、または数時間後でも、ピンとこないよってことです。

 

だから、もう受動的です。

言われたことをただただその通りやるみたいな、受動的になってしまってるっていうのがあるんです。

さらに、やることがない。

いやいや、勉強とか宿題とかあるでしょうって言ったって、 まず1個あるのが、やれないんです。

分からなくて、やれない。

だから、わかること、やれることだったり、やったりするんです。

初めてのこととか、わかんないこと、難しいことって、やっぱり今の子は成功体験も少ないし、なんとか頑張ってできるようにっていうのが、なかなかやっぱり身につかないんです。

 

 

 

 

例えば、ゲームとかもやれる。

ゲームとかしかやらないとか。

そういった感じなんです。

だから、 頑張って頑張って、要は、達成感得られるものっていうのは、頑張って頑張って頑張って、なんとかクリアできたものが、本来、達成感って味わえるはずです。

でも、それを経験してないから、いまいち達成感とか、いろんなものを得られないんじゃないのかなっていうのは、あるんです。

では、どうすれば、その達成感が得られるのか、どうやっていけばいいのかっていうのを考えていきます。

多分、構築していく必要が、僕はあるんじゃないのかなとかって思っています。

 

なので、結論は、流動性推理が低いってことは、もう教えてあげないといけない。

その時によくやりがちなのが、親が何を言うかではなくて、誰が言うか。

親が、100万回言ったって、もう聞かない。

でも、誰の言うことだったらこの子は理解するのか、誰の言うことだったらピンと来るのかっていうのを考えた上で、その人に、その子が、響く言葉を言ってもらうっていうことが必要です。

あとは、ゲーム以外に楽しいことを見つける。

ゲーム以外の楽しいことを見つけさせるためには、行動を起こさないとダメなんです。

 

 

 

 

だから、部活動とかも、いい例だなんてお話しました。

部活動しながらゲーム、要はサッカーやりながらゲームなんてできないじゃないですか

だから、物理的に、それができない状況に持っていって、その中で子供は何を感じ、何を楽しいと思ってくれるのかみたいなことを発展させていくというようなことかなと思います。

もうそれしかないです。

だから、それがめんどくさいと思うんだったら、そもそもゲーム与えるなって話になるんです。

これも言ってしまえば、そもそもです。

だから、ゲーム与えるってことは、そうなるよって話です。

親がゲームはまっているのであれば、 もう、しょうがないです。

子供がゲーム依存症になろうが、どうしようか。

 

僕は、その子の親にはなれません。

ある意味、突き放した言い方みたいになるかもしれないんですが、しょうがないです。

それがめんどくさいんであれば、買わないっていうのが1つの選択肢にはなるけれど、もう買っちゃったものは、とあるご家庭では、ゲーム捨ててもらいました。

僕が買ったものなんでっていう方いましたが、そのお金って誰が出したの?と僕は思うんです。

親が出したものです。

親が、何に使ってもいいよって言ったら、もうしょうがない。

 

 

 

 

例えば、麻薬買おうが、mdmaを買おうが、いいのかななんて思うんですが、ただ犯罪なのか、そうじゃないのかっていう、ところもあるかもしれないんですが、子供に渡したものは子供のものっていう管理、そういう家庭方針なのであれば、もうしょうがないです。子供がどうなったって、もうそれはしょうがないっていう方針なのかななんて、ちょっと突き放した言い方ですけど、そうなります。

だから、家庭の方針っていうのもあるのかなと思います。

 

それがダメなのであれば、ゲームできない環境、例えば、中学生であれば、 定期テストの1週間前はもうやっちゃダメとか、それが決められないのであれば、もう、しょうがないです。

そう、僕は思っちゃいます。

参考になったかならないかですけれど、参考になればいいのかなと思います。

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

発達障害ラボ

室長 車重徳

 

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